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2006年06月30日(金)
旅の持参品
昨日紹介した羽毛の布団だが、それは私と共に昨年ベルギー、フランスへと旅をしている。
ブリュッセルのコンラッド、パリのフォーシーズンズで用いた。
薄がけを用意してあるホテルはまず見当たらない。
「何でこんなに厚いものを掛けて寝かせるのだ。毛布をシーツでくるんだだけでも暑くて嫌なのに」などとぶつくさ言いながらていねいにメークされたベッドを剥がす。
同行した女房は「メイドさんに笑われますよ。布団を持参したお客さんなんてはじめてでしょうから」と言った。
でもね、その布団は丸めるとスーツケースの片隅にコンパクトに納まってしまう。
持っていって大正解だった。
過日新宿の伊勢丹に行ったついでにMAAMに立ち寄った。
国内はもとより海外旅行にも持ち歩いていることを女性の店長さんに話したら、
「えーっ?・・・まあ、それはうれしいことです!」と大喜びしてくれた。
その布団は、年間で約100枚ほど売れる人気商品だそうだ。
「私が造っている家との相性がとてもいいんですよ」
店長さんは好奇心にあふれた目で
「どういう家なのですか?」と質問してきた。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月29日(木)
エアコンの活用法

今年も暑い夏がやってくるのだろうか。
夜10時なのに外気温が25.5度もある。
「いい家」に住んでいるお客様の中に、エアコンをなるべく使わない方がいいと決め込んでいる人がいる。
自然の力で涼しくなると思っているようだがその思い込みは正しくない。
適度に使った方が快適になるし、省エネにもなる。
問題は、用い方だ。
冷えた空気は下降するので、なるべく上の階から冷やすことがセオリーだ。
昼間留守をしている人が1階にいる場合、最高所にあるエアコンを使うことが冷房のコツである。1階を冷やすと、上に行くほど暑く感じてしまう。本当はさほどでもないのに。だから1階を冷やすのは、家族が集まるときにするといい。
寝室は、寝る前1時間つけることをお勧めする。掛け布団をめくって、シーツを冷やす。そうしておくと寝つきがよくなる。風呂は寝る1時間前にすませ、そうはいかない場合にはシャワーですませる。体を熱しないためだ。
私はベッドに寝ているが、夏にはマットを通気性に優れたものに換え、シーツもひんやり感のあるものに換えている。そして、掛け布団は極薄の羽毛にしている。MAAMのグースダウン95%もので、シングルの値段が94、500円。
肌触り抜群。これがいい。写真のように横浜体感ハウスの東側のベッドに掛けてあるので触ってもらいたい。
ところでエアコンの使い方なのだが、快適温度が27度である場合、その温度に設定する人が多い。しかし、すでに室温が30度である場合には、いったんは25度に設定することをお勧めする。
外気温が30度を超える日中の最高所にあるエアコンの温度設定は、24度がいい。生活の排熱、窓からの取得熱などを取り去るには、27度では効果が薄くなるからだ。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月28日(水)
キッチンのゴミ入れ


キッチンに置くゴミ入れを扉で隠すか否か。
「隠す必要はない」と私は考える。
買い物から帰って台所に立つと、一般ゴミとプラスチック類をかなりの頻度で捨てることになる。その都度、扉を開き、ゴミ入れの蓋を開け、また扉を閉じるよりも、上の写真(横浜体感ハウス)のようにペタルを足で踏むという1回の動作で済ませる方がはるかに楽だ。
下の写真(横浜事務所)のやり方は、どうにも納得できない。
扉を開いて、キャスター付のワゴンを引き出し、それから手でゴミ入れの蓋を開くのだから。
両手が汚れている場合には、扉とゴミ入れの両方の把手を汚してしまう。
なぜメーカーは扉をつけたがるのだろう?
その方が儲かるからに決まっていると思ったら、奥様方はゴミ入れが見えることを嫌がると設計士が解説してくれた。
なるほど。
でも、上の写真のようにスリムでデザイン性があり、かつ、機能的なものだったらどうなのだろうか。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月27日(火)
リコーのデジカメ

この写真は、19日「アフターサービス」に登場したリコーのデジタルカメラ「CapliO R4」で撮影した。
リコーは、さっそく新品を送ってきてくれた。
手ぶれ防止機能が期待通りの効果を発揮している。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月26日(月)
マグカップ

器に関する物語は、世界中に数え切れないほどにあるのだと思う。
また、窯元の数も同じであろう。
今日、その一つを訪れた。
マツミの家に焼窯をしつらえ、磁器を作っている人がいる。
東京の東大和市に住むMさんだ。
作品のいくつかを譲っていただいた。
写真のマグカップもその一つである。
私はマグカップが好きで、ビレロイ・ボッホやマイセンなどを愛用している。
ひそかに欲していたのは、コーンスープと味噌汁を飲んでもおいしく感じるカップである。
それはリーデルのワイングラスにビールを注ぐようなものだと言われてしまうかもしれないが。
ためしに頂き物のさくらんぼを盛ってみた。
予想以上に相性がよく、おいしそうに見え、思わず微笑んでしまった。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月25日(日)
「外断熱の家」は安心!

レストランの中から見る外の景色がぼやけている。
窓ガラスが濡れているせいだ。
雨のせいではないのに、外側が濡れている。
いわゆる夏場に起きる「逆転結露」現象のせいだ。
内側からエアコンの冷気で冷やされた窓ガラスに、外部の高温多湿な空気中に含まれる水蒸気が触れて結露している。内側が濡れる場合は「表面結露」現象だ。それは冬場にアルミサッシの窓でよく見かける。
そこで、グラスウールなどの綿状断熱材や、セルローズファイバーのような粉状の断熱材を用いる場合、室内側の水蒸気が構造体の内部に入らないようにビニールシートを断熱材の内側に張り巡らして防がねばならない。
しかし夏場に、シートの外側が窓ガラスと同じように濡れてしまうことはないのだろうか?
もしも濡れるとなると、家が腐ってしまう。
ジトジトした暑い日にエアコンを利かせて快適を楽しんでいると、壁の中や床下、小屋裏のどこかで激しく結露が生じるとしたら恐いことだ。
断熱材をたっぷりと充填した家が特に恐い。Sハウス、Mホームの営業マンは、そんな事例は一件もないと言わされているそうだが。
断熱材というものは、冷暖房効果を高めるのに役立つが、結露が発生する温度差をつくる悪さもするのは事実である。
外断熱の家の魅力の一つは、構造体の内部にそのような温度差を生じることがない安心にある。
車にしても窓ガラスの外側が濡れているのを見たら、わが家の構造体内部を連想してみることだ。
ちなみに、高温多湿である南部アメリカではビニールシートは、断熱材の外側に施工している。
逆転結露は生じるものであり、そうなるとシロアリを招くことが分かっているからだ。
ii-ie.comの「ご存知ですか?」によれば、地球温暖化は確実に進行しつつある。
「逆転結露」の恐さを知る必要が大いにある。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月24日(土)
さくらんぼ

さくらんぼを眺めていると実にかわいい。そして食べたくなる。
そのさくらんぼは、私の視線を捉えて放さなかった。
成城学園の駅前通にある「武」という八百屋さんにあったのだが、お値段が1万と5千円。
一粒一粒が放つ自信に満ちた輝やきとセクシーさに魅せられた。
じーっと眺めていたらおかみさんが声を掛けてきた。
「そのさくらんぼは、とってもおいしいですよ」と。
そうなのだろうなー。
おかみさんは、箱を取り上げ中から二粒取り出して「どうぞ食べてみてください」と差し出した。
私は、味わった。
おいしいっ!
それから、傍らの7千円のさくらんぼ試食させてもらった。
違う!
最初の一噛みと、最後の一噛みが舌にもたらす感触と味わいが違うのだ。
目隠しテストをさせられても必ず分かるほどに明らかだった。
そしてそれだけの魅力を発揮するさくらんぼを生産する人の苦労と満足感を想像した。
おかみさんが私の心の動きを察したようで、生産される物語を話し始めた。
その顔が美しい。
どんな物であっても、いいものは、それを語る人の表情を生き生きとさせる。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月21日(水)
「いい家」をつくる会セミナー
「いい家」をつくる会セミナーが開催された。
今回は講師にワイキューブの副社長である中川智尚さんを招き、「千円札は拾うな!」というタイトルで講演していただいた。
(「千円札は拾うな。」(サンマーク出版)は、社長の安田佳生さんの著書である)
内容については後日触れてみたいのだが、大変好評だった。
終わってから恒例の懇親会が開かれた。その席で披露されるメンバーの3分間スピーチが、参加者の心に響く。
群馬県の広瀬住宅計画の高橋社長は数年前まで、棟数を追ってはならないと決めて年間12棟程度を目標にしていた。月に1棟程度であれば、大工さんが打つ釘の1本1本までチェックをすることができるからだ。ところが、1年住んだお客様からこんなことを言われた。
あなたのような人が年間12棟程度しか造らないとはもったいないことです。「いい家」を望む客は地元にたくさんいるはずです。社長自らが現場の隅々まで目を光らせる必要はないのですよ。
稲にとって一番の肥料はなんだか知っていますか?
それはね、栽培する人の足音なのだそうですよ。
世話する人が田んぼに近づくだけで稲は元気になるのだから、あなたはときたま現場を回るだけでいいのです。水やりだ、草取りだ、肥料などは人に任せればいいのです。
その分、もっと棟数を多く建てなさい。こんなに「いい家」なのだから、一人でも多くの人に建ててさし上げることです。
高橋社長はお客様の言葉に奮起したところ、今年の建築棟数は倍加する見込みだという。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月20日(火)
89才の素敵な人

4月19日、「思ったこと、感じたこと」の「復帰」で紹介されたI邸の上棟が無事終わった。
ご家族の後姿なのだが、左から息子さんのお嫁さん、Iさんの奥さん、Iさん、そして89才になるIさんのお母さん。
前から見ても、後ろから眺めても、60代後半にしか見えない素敵な人だ。
好奇心が人一倍強く、何事にも積極的に取り組むことが若さを保つ秘訣だそうだ。
下の写真は、設計士の加藤さんに斜め45度に張られたヒノキの板(TIP)について説明を求めているところ。
加藤さんは、すっかり元通りに元気になってはつらつと仕事している。

お母さんは説明を聞き終わると、
「私は6歳の時に、関東大震災を体験したのですよ。立っていることなどできなくて、縁側から外に放り出されてしまいました。遠くには火の手が見えて恐ろしかったですよ」と言われた。
するとIさんが
「お母さん、この家なら関東大震災クラスの揺れにも大丈夫だよ」
「そうね。本当に強そうなお家ね」
お母さんは、満足そうに微笑まれた。
Iさんの奥さんは、「この家づくりは、天国のおじいちゃんが見守ってくれていると強く感じるのですよ。ご先祖さまが喜んでくれると思えるようでないといい家にはならないと思うのです」
ご自分のおじいちゃんは宮大工さんというだけあって、さすがにいいことを言われる。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月19日(月)
アフターサービス

二冊の本に挟まれて、やや緊張しているのがリコーのデジタルカメラ「Caplio R4」。
最大の特徴は、手ぶれ機能に秀でているというのが売りであった。
気軽に撮った場合でも、ピントはシャープであって欲しいので購入した。
しかしである。
撮った写真がボケるではないか。そんなはずがない。手ぶれ防止機能はきちんとセットされている。そこでカメラを円形に揺さぶりつつシャッターを押してみる。見事なほどにピントが合っている。腕を固定して撮るとぶれる。何回繰り返しても同じこと。
「そんなバカな!」
ある日、会合の席でその話をした。
するとAさんが言った。
「松井さん、それは説明書をよく読んだほうがいいですよ」と。
説明書を読んだことがないので「なるほど」と答える。
Bさんが教えてくれた。
「松井さん、手ぶれ防止ですからカメラを揺らして撮らないと機能が働かないのではないですか?」と。
「なるほど、それはそのとおりでした」
Cさんがしたり顔で言った。
「松井さん、手ぶれ防止のカメラはですね、シャッターを押した後で1秒間は固定しておかないと効果が出ないんですよ」と。
「はあー、なるほどそういうものですか」
カシャッ、一秒固定。だが、ぶれる。
昨日、リコーに直接問い合わせるように社員に頼んだところ、撮影した写真のデータをメールで送るようにという答えだったという。
「リコーは疑っているようだね」
「いいえ、そうではなくデータからトラブルの原因を解析できるのだそうです」
「ええっ、送った画像で判断できるって言うの?」
今日、社員が少し興奮気味に伝えてきた。
「もともとの故障なので、新品に交換させていただきます、とのことです」
正直、驚いた。そして、リコーのファンとなった。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月17日(土)
相合傘の上棟
今日は大きな二世帯住宅の引渡しと、上棟があった。
上棟したのは今年の3月17日、「双子の兄弟姉妹の家」で紹介したKさんの家である。
4時過ぎに降り始めた夕立は、30分ほどして小降りになったが止むことなく本降りに変わった。
横浜体感ハウスとそっくりにしたいというKさんの願いが、いよいよ現実のものとなる。
Kさんが言われた。
「最初はいい家と思っても、3回も訪ねると見慣れてしまって感動しなくなるものですが、体感ハウスは違いますね。訪ねるたびに新たな発見があり、心地の良さに感動します。その体感ハウスと同じ家に住めると思うと、うれしくてなりません」と。
相合傘で眺めているご夫妻は、まるで新婚さんのように初々しく、幸せ一杯という感じに見えた。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月15日(木)
誰が望んで・・・
5月31日に「三社三様」で、横浜体感ハウスの真ん前で行われているセキスイ、細田工務店、岡谷コンポーネントの3社による建築の様子について書いた。
あれから半月が経った今日、セキスイの家はシートがはずされ外部は完成した姿になっている。隣の細田工務店はようやっと基礎工事が終わった段階である。
岡谷コンポーネントは、基礎工事の途中だ。
正に三社三様である。
その間に、東50メートルはなれたところで工事を始めたミサワホームの家は完成し、すでに人が住んでいる。
セキスイとミサワの工事を見ていて思ったのだが、一体誰がそんなに急いで完成することを望んでいるのだろうか、と。
久保田さんは「やはりお客さんでしょう」と推察していた。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月13日(火)
トップの不祥事
時事問題には触れたくないのだが、今日の読売夕刊の記事には驚いた。
村上ファンドに「日銀総裁1000万円拠出 激励の意味だった」とある。
サッカーが負けてストレスがたまっていたせいではなく、猛烈に腹が立つ。
直ちに総裁を辞任すべきだ。
住宅業界に例えれば、国土交通大臣が欠陥住宅を専らにする業者に資金を拠出して、配当を得ていたのと同じようなもので許し難い。
一方、朝日朝刊は、土地活用に係わる説明義務違反を巡る損害賠償訴訟で、最高裁が「積水ハウスの賠償責任認定」と伝えている。記事を読む限りでは、積水ハウスにモラルが欠落している。
日銀総裁は金融のトップであり、積水ハウスは住宅業界のトップである。
織田信長であれば、モラルを踏みにじり、法を無視する連中を、市中引き回しの刑に処すだろうに。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月11日(日)
地鎮祭
今日の地鎮祭の神社は、お客様が指定されたところだった。
雨の中で祭事が滞りなく終わり片付けに入ったとき、神主さんが言われた。
「このように敷地をきれいにし、準備万端整えて、しかも気配りよく手伝いをしてくれる工務店とは、初めて出会いました。
最近はどこも、いい加減なところが多いですよ。お施主さんは、いいご縁を結ばれたようですね」と。
確かに、マツミの地鎮祭の準備は見事だと思う。
監督たちに心から感謝している。
ありがとう!
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月10日(土)
孫の一声
30代のIさん夫妻は二冊の本を読んで、「マツミの家」を建てることを決意した。
親と同居することが願いだったので、両親を誘って体感ハウスの見学を申し込まれた。
両親は先に住宅展示場を回ってからにしようと言った。家族はいくつかのモデルハウスを見てから、横浜体感ハウスへ来られた。
一通り体感した帰り際に、6才になる女の子が言った。
「わたしは、マツミさんの家がいい!」と。
その日応対した久保田さんからの報告には、「お子さんの声には、思わずうなずいてしまうような素直で自然な感情が込められていました」と書かれていた。
そして、今日契約となった。
奥さんは10日前に三人目の子を出産したばかりなので、Iさんと両親が契約に立ち会った。
お父さんが言われた。
「息子が松井さんの本にめぐり合ったおかげで、“いい家”に同居することができるようになるのです。私たち夫婦は勉強会に参加して、松井さんと久保田さんのお人柄にすっかりほれました。
孫も“マツミの家”に住みたいと言ってます。どうかよろしくお願いします」と。
今日もすばらしいお客様と、いいご縁が結べた。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月09日(金)
イル・ディーヴォ
イル・ディーヴォ(5月23日紹介)が、ワールドカップの開会式で歌うのを楽しみにしている人は多い。
小泉首相もその一人であるとニュースが伝えていた。
今日の車での移動時間は、約4時間。その半分の時間イル・ディーヴォを聴いていた。助手席に座っていたので、ときおりうとうとしつつ夢想していた。
オーストラリアに2対1、クロアチアには1対0で勝つ。そしてブラジルには3対1で・・・。日本が勝つためには、4点を取らなければならない。
2対1での勝利はあるのか?
にわか評論家、占師、予言者、祈とう師には答えが出せない。
ただ、勝利を祈るばかりである。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月08日(木)
テレビの住宅番組−3
5月21日の続きである。
リフォームコンテストで優勝し、住宅雑誌にも大きく取り上げられたのだが、欠陥住宅状態とされたYさんの家の建替えプランが固まった。
ご主人の一周忌が過ぎる来年2月に着工する予定となった。
地震に強く、住み心地が良くて、楽しく健康に暮らせる家を、何としても造って差し上げたい。
建て替えが終わるまで、大地震が来ませんようにと祈るばかりである。
5月21日に書いたことだが、建築家と編集長、そしてテレビ局の責任者に宿泊体験招待状を出す日が現実になりそうだ。耐震、「断熱の方法」に無知、無頓着で行ったリフォームの罪深さを知ってもらわなければならない。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月07日(水)
押し花絵

工芸美術の作品を集めた「日工会展」が日本橋の高島屋で開かれている。
気に入った作品を予約してから、押し花作家である杉野宣雄さんの個展を見に三越へ行った。
ついでに、という感じだったのだが、作品の前に立った瞬間からとりこになった。
「うわーっ、美しい!」
「うわーっ、すばらしい!」
の連続だった。
売店で、父である杉野俊幸さんの著「散歩の道すがら」(日本ヴォーグ社)を買った。
美しい押し花絵と、心を癒すエッセイを集めたものだ。
その中に、作家の村上龍さんのこんな言葉が紹介されていた。
「絵の前で衝撃を受けて立ち止まり、立ち尽くして言葉を失う」
二男である宣雄さんの作品の前で、私もその美しさに言葉を失っていた。
会場を出て、そのまま去り難く、ふたたび入場して陶酔しつつ、父の作品もぜひ見てみたいと思った。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月06日(火)
ヨーロッパ退屈日記

(表紙の絵は、伊丹さんが描かれたもの)
ベッドの横の棚に睡眠薬代わりに読む本が並べてある。
その中にずっと加わっているのが故人である伊丹十三さんが書かれた「ヨーロッパ退屈日記」(文春文庫)。
「退屈日記」というタイトルとは正反対で、内容はユニークな感性と観察眼にあふれている。
伊丹さんが、あの巻き舌でボソボソと語りかけてくる。
「日本のモルタルの小住宅の二階の窓、なんていうのは、一つの醜いものの典型でしょう。形式的な美しさなんて少しもない。そもそも外観なんかどうでもいいのではなかろうか。家の外側というのは、つまり部屋の裏側であるに過ぎない。だから中にあって具合の悪いものは全部外にくっつければよいという考えなのでしょう。」
「いえいえ、伊丹さん、マツミの家は違いますよ」と、私は答える。
そしてこんなことを尋ねてみたくなった。
「ねえ、伊丹さん。
ヨーロッパの建物は、外装の美を競い合っていますよね。
しかし、パリのポンピドーセンター、ロンドンのロイズ保険会社のビルは違います。
伊丹さん流に言うなら、ビルの外側は、建物の内側に過ぎないかのように見えますね。
つまり、配水管や空調のダクトといった臓物が外装となっているからです。
いずれも、イギリスの大建築家であるリチャード・ロジャース卿の代表作ですが、私には何回見ても醜くて好きになれません。
伊丹さんは、いかがですか?」
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月05日(月)
中村弥生さんの本
中村弥生著〔「いい家」がその価値を失うとき〕について、お客様から心配の電話をいただいた。
「朝日新聞に載っている広告を見ると、松井さんの本が批判されているように思えたものですから」と。
事情を説明しながらいろいろと疑問がわいてきた。
高砂建設のお客様は、同じように心配して風間昇治社長のところに問い合わせることはないのだろうか?
社内で中村さんの本が話題になることはないのだろうか?
大工さんや職人さんたちはどう思っているのだろうか?
裁判を起こしたことについて後悔していないのだろうか?
カネカは、今も高砂建設を応援し続けているのだろうか?
家造りという商売は、住む人の幸せを台無しにしてうまくいくものなのだろうか?
「中村弥生さんの本は、絶対に住む人を不幸にしてはならないという戒めの書なのです」
お客様は、「安心しました」と言われた。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月03日(土)
ヒップホップ
久しぶりにダンスのステージを見た。
中川裕季子さん主催の発表会。
ラッキーなことに休憩時間にほんの1分ほどお会いすることができた。
凄いオーラを発していて、一目で魅せられた。
ステージは、タップ、ジャズ、ヒップホップが次々にリズミカルに繰り出され、ジャズダンスをしていた頃の血が騒ぎ出した。
20代はゴルフ、30代後半からスキー、40代にジャズダンス、50代にバイク、60才で〔「いい家」が欲しい。〕の著者となった。
さて70代には何を?
ヒップホップをステージで踊りたい。
カテゴリー: 投稿者 :松井
2006年06月02日(金)
「いい家」造りは戦いだ!
橋本行生(はしもとゆきのり)先生からお手紙をいただいた。
先生には著書が多数おありだ。
「病気を治すのは誰か」(創元社)、「あなたこそあなたの主治医」(農文協)、「病からひとり立ち」(三一書房)、「魂が救われるために」(自家出版)などなど。
御著〔「いい家」が欲しい。〕を拝読し、感銘を受けております。
小生の従事しております「ガン」の診療においても、不自然、不合理な治療法が大病院・権威主義のもとに横行しております。それと戦っておりますために、御説が身に沁みて分かります。(以下略)
ありがたいお手紙である。
「いい家」造りも正に戦いだ。
誤った家造りを、大手ハウスメーカーが率先して行い、学者や建築家が応援し、マスメディアがPRし、性能評価制度や検査機関がお墨付きを与え、金融機関が融資している。
西方里見氏(「外断熱」が危ない!:エクスナレッジ)や、神崎隆洋氏(いい家は無垢の木と漆喰で建てる:ダイヤモンド社)や、松本 祐氏(新外断熱はもう古い!)のように、上質な住み心地を知らない人たちが住宅に関する本を書いている。
住み心地を問わない建物は、事務所か倉庫である。
カテゴリー: 投稿者 :松井









