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2006年08月31日(木)

上棟時の地震

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N邸の地鎮祭、I邸の上棟が行われた。
5時18分頃、屋根下地板を張っている最中に震度3の地震があった。
5人ほどが屋根の上で働いていたが、一人の動きにも変化が現れなかった。
下りてきた者に話を聞くと、少し揺れたかなと思った程度だったとのこと。
小田原が震度4と聞きK邸を心配したが、監督からすぐに電話が入った。
「大工さんに電話しましたら、地震には気づかず、かけていたラジオの放送で知ったそうです」と。
震度4は免震装置が作動する揺れに近いはずだか、マツミの家は耐震と制震に優れている。
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写真は、プラハのラシーン河岸通りに建つチェコ・キュービズム建築の代表作と言われる三連住宅。
他にもキュービズム建築を3カ所見た。どれも「斬新であろう」とする意気込みは分かるが、流行らなくて良かったデザインだと思った。この様式は、1910年からわずか4年間で終わった。
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2006年08月30日(水)

その覚悟なくして

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中村宅の臭いを嗅ぎに行った。(ii-ie.comのコラム第35を参照)
不快臭、クレゾール臭ともに強く、とても住める状態ではなかった。
写真の左側に見える食堂テーブルで、2年前の5月27日に高砂建設の風間社長と脱臭工事に入るための確認書について話し合った。
当日、窓を全開していたが、クレゾールの臭いは強く、洋服に染み付いた臭いは家に帰ってからも消えなかった。
その日の様子について、中村弥生さんの著書【「いい家」がその価値を失うとき】(土屋書店)を是非お読みいただきたい。
風間社長は、「生活できる許容範囲」という言葉を用意して、責任逃れの布石を打っていたことが分かる。
二階の子供部屋には、おじいちゃんが長男の小学校入学を祝って贈ってくれた机が放置されたままになっている。臭いが染みついていて、仮住まいへ運ぶことができないからだ。
家造りに携わるものは、いかなる事情があろうとも住む人を不幸にすることは許されない。その覚悟なくして、家造りをしてはならないのだ。

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2006年08月29日(火)

今日もまた

S邸の地鎮祭、そしてO邸の引き渡しが無事終わった。
私にとって地鎮祭は、初心に立ち返る儀式でもある。だから、神主さんの祝詞奏上は、たまにあることなのだが、一日に二度聞くことがあっても新鮮に聞こえる。玉串を奉り、二礼、二拍手、一礼の作法を行うときは、いつも緊張する。
神前にて、事故やケガがなく「いい家」を造ると誓うのだから。
最後に御神酒で乾杯となる。その瞬間は仕事を与えていただいたことに対する感謝の思いで一杯だ。
小学生の二人の息子さんが参加したのだが、帰り際の挨拶のすばらしさに感動した。
「よーし、この子たちのためにもがんばるぞ!」と心が躍るのを覚えた。
 
O邸の引き渡しは2時からだった。
Oさんは大変喜ばれていて、新たな仕事をくださった。
今日もまた、仕事冥利に尽きる思いがした。
 
下の写真は、プラハで見た家の窓周り。
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2006年08月28日(月)

一日も早く建て替えたい!

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N邸の地鎮祭とK邸の上棟が無事終わった。
写真は地鎮祭のものだが、マツミの監督たちの準備は、いつも本当に心が込められている。
「いい家」を建てる!という気迫を感じる。
  
午後から横浜体感ハウスへYさんが打ち合わせに来られた。具合が悪くしばらく入院していたために打ち合わせが途絶えていた。
「うわーっ、やっぱりこの家はいい!」
Yさんは玄関を入ってしばらくすると言われた。
そして続けた。
病気になってみると、今住んでいる家がいかに健康にマイナスなのかがよく分かる。今日などは比較的過ごしやすく思っていたけれど、この体感ハウスの快適さとは比較にならない。
どうしてこんなにも違うのだろうか、と。
一日も早く建て替えたい。
一緒に来た中学生の娘さんが大きく頷いていた。

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2006年08月27日(日)

それ以上の喜び

昨日は引き渡しが二つ、そして横浜での勉強会があった。
午前中引き渡したN邸のご主人は、4月24日のブログ「禁煙の誓い」を読んで以来タバコを捨てたそうだ。
造る側の人たちが吸わないのであれば、住む側としても止めようと。その決断を奥さんはとても喜ばれていた。
勉強会は盛況だった。途中から抜け出して、成城学園のK邸の引き渡しに向かった。外回りが未完成なのだが、Kさんご夫妻は大変満足していて、感謝状をくださった。
精一杯「いい家」を造ったという達成感、充足感が、お客様の心底からの感謝の言葉に触れ合った瞬間の感動は、筆舌に尽くし難い。
工務店主にとって、それ以上の喜びはない。
 
今日は、午前中にM邸の契約をし、午後から東京体感ハウスで勉強会を行った。
Mさんとの付き合いは5年になる。あるハウスメーカーと契約寸前だったのだが、それを保留にしつつ、その間に私の本を2冊買って読まれたそうだ。
「結局は、松井さんのファンになったのですよ」と傍らで奥さんが微笑まれた。
本当にありがたく思う。

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2006年08月26日(土)

多発する内水氾濫

3チャンネルのサイエンスZERO「急増する都市水害の謎 川がないのに洪水?」を見た。
現在の防災基準は、1時間の雨量を50ミリまでと想定してつくられているそうだ。しかし最近になって、その基準をはるかに超える「想定外」の集中豪雨が増えているという。100ミリ以上ともなったらお手上げだ。下水のマンホールの蓋が水柱で吹き上げられ、あっという間に洪水となる「内水氾濫」があちこちで起きる。川があふれなくても生じる洪水、つまり都市型洪水の被害が急増している。
 
このような話に接するたびに、マツミの家が他に先駆けて「断熱の方法」を水と湿気に強い板状の断熱材に代えたことの正しさを再認識させられる。雨漏り、床上浸水した場合に、綿や粉の断熱材を用いた家は悲惨なことになる。
デザインを良くするために、凹凸を増やす。その分屋根が複雑になる。それがまたデザインにプラスとなる。さらに飾りのチムニー(煙突)を立てる。その家は、床、壁、天井と綿状の断熱材で目一杯厚く包まれている。
そんな家を建てるべきではない。外国を旅行し、景色として楽しめばいい。
地震もなく、台風もない、集中豪雨があったら思い出話となるようなところに建てるならともかく、我々は一年中それらに囲まれていることを自覚すべきだ。
マツミの家の基本である「外断熱・二重通気工法+TIP構法」は、想定外の豪雨にも安心を約束してくれる。
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写真は、プラハから車で3時間ほど南に走ったところにある世界遺産「チェスキー クルムルフ」の町並み。高台に建つ城の窓から撮影した。
街の歴史は13世紀に遡るとされる。ヴルタヴァ川の中州に建てられた500戸前後で構成されている町並みの美しさが観光客を集めて止まない。
しかしこの町も、2002年の洪水で1階部分が水没したそうだ。

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2006年08月25日(金)

神のご加護

今日の朝刊の一面のトップは「冥王星 惑星から除外」だ。
その決定は、プラハで開かれていた国際天文学連合の総会で行われた。
14〜17日までプラハに滞在していたのだが、まったく知らなかった。
その頃我々が思い知らされたのは地球の異変の確かさである。
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写真はヴルタヴァ川の洪水の時のもので、過去三回の内で2002年の被害はとてつもなく大きかったそうだ。
「えっ!、まさか?」と思うような高い位置に、ここまで水没したというマーカーがあちこちにある。
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20日にはブタペストで異常気象を体験した。
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(写真は、ペスト側からくさり橋を写した。ブタの王宮がライトアップされている)
くさり橋の下を飛び交う飛行機のショーが終わって、夜は花火大会となった。ドナウ川の両岸には見物人が100万人以上集まっていた。くさり橋とエルジェベート橋の上から、盛大に花火が打ち上げられていた。
その真っ最中に、大粒の雨が降り出した。ほとんど同時に大木を根こそぎ倒してしまうような突風が襲ってきたのだ。人々は、あまりの急激な変化にとまどっていたが、やがて異変のすさまじさにパニック状態となった。
そこに花火の音が追い打ちをかけ、まるで天空を裂いて悪魔が顔をのぞかせたかのような感じだった。我々はホテルの6階の窓から見下ろしていたのだが、群衆の逃げまどう姿が、窓ガラスを激しく叩く大粒の雨にゆがみつつもはっきりと見て取れた。
ロビーに下りると、ずぶ濡れになって震えている人たちであふれていた。
翌日聞いた話では、死者4人、行方不明2人、重軽傷者250人以上という惨事だった。
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この日は、聖イシュトバーンの誕生を祝うお祭りだ。我々は、夕食を取る前に大聖堂へ出向き、これまでの人生に感謝を捧げ、旅の安全を祈っていた。
神のご加護があってか、6人の同行者は誰一人ホテルの真ん前で起きた惨事に巻き込まれることがなかった。


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2006年08月24日(木)

夏休みの効用

昨夜、無事帰国した。
出発間際にトランジットをヒースローからドゴール空港へと変更できたおかげで、行きも帰りもスムースに予定通りの旅ができた。
ヒースローを使った旅行者は大変な難儀を強いられたようだ。
毎日、専務から報告が入っていたので仕事の流れは把握していた。夏休み明けの18日からの社員からの報告メールはすべて昨夜のうちに読んだ。
現場は問題がなく、台風が来なかったことが何よりもありがたかった。
今朝、久しぶりに出社して見る社員の表情は明るく、みな実にてきぱきとして、さわやかだった。
夏休みの効果がはっきりと感じられた。時差ボケなどと言ってはいられない雰囲気だ。
 
監督から相談があった。
大工さんの子供が学校の宿題で「お父さんの仕事」という作文を書くので、一日現場見学をさせてやってもよいかと。
どんな作文になるのか、ぜひ読ませてもらいたいものだ。
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写真は、今回旅したチェコのプラハの街中に建つ「ザ・ダンシング・ハウス」という名のビル。
右が男性で、左はスカートの女性だそうだ。男性の頭部には金網であしらった髪がつけられている。10年ほど前に、新しいプラハの顔にするという意気込みで建てられたとのことだが、10分もしないうちに見飽きてしまった。最上階のレストランをのぞいてみたが、噂のようにおいしいものを食べさせてくれそうには見えなかった。
というのは、ガラス越しの金網のヘアーが見苦しいせいかもしれない。具象化の失敗例に見えた。
リチャード皇太子なら、ビルそのものが無い方が街の景観上プラスだと評することだろう。
下は、ヘアースタイルの写真。
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2006年08月13日(日)

夏休み

明日から、23日まで海外旅行に出ます。
留守中のことは、専務にすべて一任してありますのでご安心ください。
18日より平常通り営業しています。
勉強会は横浜が26日、東京は27日です。
ご一家の皆様が、お元気でこの夏を過ごされますことを心から祈っています。

犬のナナちゃんが、置いてきぼりになることを察して昨日から食事を取らなくなっています。
明朝、どうやって脱出するか思案しています。

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2006年08月12日(土)

本の売れ行き

三省堂書店からの報告によれば、7月末日までの本の売れ行きは、昨年同時期(4月〜7月)と比べて40%増しで推移しているとのこと。
返品率は相変わらず低く、10%前後である。返品率がその程度であるということは驚くべきことだそうだ。
発売したのが1999年2月だから、早くも7年半が経過したことになる。
発売当初、30万部という数字は夢のまた夢という感じだったが、今では50万部が目標となる。住宅本として驚異的といわれるロングセラーを続けているのだが、裏返せば、それだけ「いい家」が少ないのだと思う。「いい家」モドキがあふれていて、それに10年間のかし保証、性能評価、免震、ゼロエネルギーなどというキャッチフレーズをつけっこしている。それはごまかしに近い。
住む人の幸せを第一義とする家造りの大切さを説き、実践し、インターネットで匿名での批判を受け入れている本は、他に類を見ない。
自画自賛と言われるだろうが、それは確かなことである。
美空ひばりさんの「ひとすじの道」に、「歌い続けたい 命果てるまで」という詞があるが、私にとってのひとすじの道、それは家造りだ。
「いい家」を造り続けたい、命果てるまで。

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2006年08月11日(金)

サーモカメラをご存じだろうか?

明日から夏休み。
今日はT様と契約した。
一度は予算が合わないということでダメになったのだが、どうしてもマツミの家がいいと戻ってこられた。実にうれしかった。
予算で縁が結べない場合はつらい思いがしてならない。
何とかならないものかと考えさせられる。
しかし、横浜体感ハウスの近所で行われている他社の家造りを見ていると、マツミの家が高いとは思えない。いや、むしろ安いとさえ思う。それらはマニュアル通りに組み立てられる箱にしか見えない。箱の中に設備を組み込み、適当な飾りをつけると出来上がる。手を掛け、手を尽くす過程がほとんど省略されている。その分、飽きられるのが早まるだろう。外観からだけでも住み心地のレベルは察せられるのだが、四季の変化に対する住む人の反応を見るとよく分かる。
 
ところで、赤外線サーモグラフィーカメラ(サーモカメラ)をご存じだろうか?
そのカメラを建物に向けると、モニター画面に熱漏れの加減が鮮明に映し出される。構造と断熱の方法の優劣が「百聞は一見にしかず」となってしまうのだ。
どんなに本で立派なことを書こうとも、いい家と宣伝を派手に繰り返そうとも、家造りの優劣が歴然と分かってしまう。
特に、断熱工事の不具合は隠しようもなく露見する。
分譲地に立ち並ぶ建物に向けて見ると、「家の形をした箱」のあまりの多さに愕然とする。
住み心地をこうまでないがしろにしてよいのか!と憤りを覚える。
最近になって、「いい家」よりも「いい暮らしを」などという提案が目立つが、ためしにその家にカメラを向けてみることだ。
ごまかしが見事に映し出されるはずだ。
 
これからの家造りは、真冬と真夏にサーモカメラの写真を提示して、その結果によっては断熱改修を無料で行うとする特約条項を必須とすべきだと思う。
マツミでは、すでに2年前にサーモカメラを手に入れて自社の断熱工事の改善に役立てている。

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2006年08月10日(木)

「いい家」をつくる会

二つの地鎮祭と、二つの上棟が無事終わった。
事故やケガもなく、お客様に満足していただけたことが何よりもありがたい。
上棟に携わった監督たちが全員帰社したことを確認するとホッとする。
台風一過の晴天と、さわやかな風にも恵まれ、神様に感謝したい気持ちで一杯だ。
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(写真はT&N邸で、監督の小林がお客様に構造の説明をしているところ。マツミでは、上棟式にアルコール類を出す宴会をしない。その分、目一杯仕事をし、終わってから説明を丁寧に行っている)
 
ところで、カネカは子会社である旭ホームズを売却することにしたという。
ソーラーサーキットの家を造っている点ではマツミと同じだが、旭ホームズは「いい家」を造っていない。社長は出向のサラリーマンであり、「いい家」をつくる会に所属する工務店主のように会社と運命共同体ではない。自分の損得だけで会社を売ってしまうような親会社の横暴に逆らうこともしない。
そのようなところが背伸びして「ソーラーサーキットの家」を造るのは止めて欲しかった。
カネカは建材屋に徹することだ。住宅はトヨタがやっても難しいものなのだ。

注意すべきことは、ソーラーサーキット=「いい家」ではないということだ。
「いい家」は、ソーラーサーキットの良いところを取り入れ、さらに工務店のノウハウが付加されている。経験や良心、そしてその家が存続する限り面倒を見続けるという覚悟なども。それらもまた立派なノウハウといえる。
「いい家」をつくる会のメンバーの誇りと自信はそこにある。

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2006年08月09日(水)

ナナのおねだり

女房の予想通り、台風の影響はほとんど受けないで済んだ。
明日はがんばろう。
しかし、鼻風邪は今日が最悪。
電話を掛けてこられるお客様が「松井さんですか?」と確認するほどに声変わりしている。
「一日ゆっくり寝ていたら」と言われてもそうはいかない。
午前中に、気になる現場を見た帰りに床屋に行く。午後からデスクワークをしながら、旅行の準備。3時頃に日が差してきた。すると犬のナナちゃんが言うのだ。
「朝は雨でサ。ボクは散歩に連れて行ってもらっていないんだ。ねえ、お願いだヨ。ちょっとでいいから、外に連れてってよ」と。
彼は、会話をするように声に抑揚をつけ、ボディーランゲージを用いておねだりする。泣く孫と、ナナには勝てない。ベッドに横たわりたい体をむち打って散歩に出た。
晴れた空を見上げ、明日の上棟が無事であることを祈った。

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2006年08月08日(火)

台風7号は?

台風7号の動きが読めない。
いつも気象庁の予報よりも正確な工事部の予想が乱れている。
明後日、地鎮祭と上棟が2カ所づつ予定されている。
上棟は前日から資材の搬入をがあるので、当日決定では間に合わない。
翌11日にできないとなると、お盆休み明けになってしまう。
となると、すでに敷いた土台が心配になる。
そもそも7号は北上しないという読みが甘かった。
担当の現場監督は、心配と気持ちの高揚でよく眠られなくなるという。
このような場合、女房の一言がよく当たる。
実は、楽観主義者の言葉はいつも同じなのだが。
「大丈夫よ。たいしたことにはならないワ」と。
そうであることを切に祈りたい。

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2006年08月07日(月)

鼻風邪

14日に成田を発ってプラハに向かうのだが、準備がまるでできていない。
今週は、ハードスケジュール。そこにもってきて鼻風邪を引いたようだ。一昨日から夜中に目が覚めるほどに喉が痛む。
午前中にS邸の引き渡しを終え、2現場を回ってから久しぶりに耳鼻科の先生を訪ねた。創業してまもなく開業の手伝いをさせていただいたのだから、あれから30年近くになる。
女医さんなので、鼻と喉の奥をのぞかれるのは恥ずかしい。今日は、丹念に耳の奥ものぞかれてしまった。
でも、先生に診てもらうと不思議なほどに良くなる。
いただいた薬を飲んで早寝をすることにする。

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2006年08月06日(日)

気が小さい

昨日と今日で4つの契約をいただいた。
契約書に判を押すときは、いつも緊張で手が震える思いがする。
「絶対にいい家を造ります!」と念じて押すのだが、心のどこかに油断や不純なものがないかと心配になるのだ。また、社員、大工、職人のいずれかに傲りや横着がないとは言い切れないと心配になる。私は、そのような点で臆病であり、気が小さい。
 
「松井さんが、高砂建設の風間社長のように豪胆であれば、年間100棟以上の契約をできるのに」
資材の売上げを増やしたいカネカ筋から、惜しむ声がよく聞こえてきた。
「豪胆=おそれず大胆なこと」
確かに私には備わっていない性格だ。
住んでいる人たちからのほんの些細なマイナス評価ですら、気になって仕方がないのだから。
もしもクレゾール事件のようなことを起こしたとしたら、間違いなく毎晩寝られなくなってしまうだろう。
事件から2年4ヶ月が過ぎた。
豪胆とされる風間社長は、すべてを弁護士に任せて安穏な日々を送っているのだろうか?

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契約を断る

私は、不動産業からスタートしているので、家のプランをするときに常に資産価値ということを念頭に置くようにしている。特に、敷地が広い場合には全体の利用計画を大切にする。
そして、契約を急がない。今は亡き小森和子さんではないが「モア・ベター」を検討し尽くしたいからだ。
だが、敷地にゆとりがあり、立地条件が良いと大手ハウスメーカーの営業マンたちが寄ってくる。求めたわけではないのに、見積書がいくつも手元に積まれ、値引き合戦が始まる。やがて、お客様の心に迷いが生じる。
 
そんなときは、しばらく家造りを忘れて、寄ってくるものをすべて遠ざけるといい。心が静まったら、家に求めるものは何かを問うてみることだ。
値段なのか、大手という安心なのか、上質な住み心地なのか、を。
今日契約したFさんのところにも様々なアプローチが絶えなかったことだろう。
しかし、娘さんのご主人が一貫してマツミを支持してくださった。
また、Fさん親子には私を信頼しきる度量があった。
契約が終わって、Fさんが言われた。
「3年前に、契約を断っていただいたことに心から感謝しています」と。

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2006年08月04日(金)

積水ハウスを見習おう!

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「暑い!あつーい」
午前10時、上棟現場付近の温度は34度になっているという。
薬局に立ち寄り、冷やす効果を売りにしている品々をそろえて持っていった。
現場は、ちょうど中休みの最中。
車から降りるとみんなが一斉に
「ご苦労さんです」と、笑顔で迎えてくれた。
どんなに暑かろうと、無事棟上げするぞ!
一人一人の顔にそう書いてあった。
実に頼もしい。
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横浜体感ハウスの裏で、積水ハウスが建て始めた。
鉄骨のフレームに外壁と窓がついている壁をクレーンで吊り上げて組み立てていく。一階部分の外周の壁が全て組み立てられると、鉄骨の梁が組まれ、その上に床にする軽量気泡コンクリートが積まれた。
この段階で、午後3時半。窓はアルミサッシが取り付けられ、玄関ドアもついた。時折、半鐘のような「カーン、カーン」という金属音が聞こえてくる。
お互いに、事故やケガのないことを祈った。
 
積水ハウスの現場を見ていて感心したことがある。それは基礎屋さんの仕事が的確で手際よかったことと、ふだんの現場管理が良いことだ。
すぐ近くに建ったミサワホームとでは、雲泥の差がある。
「現場管理について、積水ハウスを見習おう!」


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家に求めるものは何か?

Fさんとの契約ができた。
本当は3年前にするはずだった。
Fさんの敷地は、約2000坪。自宅はその一角に建っていた。コンクリート造だったので住み心地が悪く、娘さんのご主人が私の本を読まれてマツミの家に建て替えることを強く勧めてくれた。
プランが決まったのだが、私は契約に入ることをためらった。その理由は、全体の敷地の活用を考えると納得できるものではなかったからだ。
Fさんは、謙虚に耳を傾けられて決断した。全体の造成工事を。
もうまもなく、すばらしい分譲地が完成する。
その入り口の一等地に、娘さん一家と共に暮らす「マツミの家」を建てることになった。
 
私は、不動産業からスタートしているので、家のプランをするときに常に資産価値ということを念頭に置くようにしている。
特に、敷地が広い場合には全体の利用計画を大切にする。
そして、契約を急がない。小森和子さんではないが「モア・ベター」を検討し尽くしたいからだ。
だが、敷地にゆとりがあり、立地条件が良いと大手ハウスメーカーの営業マンたちが寄ってくる。求めたわけではないのに、見積書がいくつも手元に積まれる。やがて、お客様の心に迷いが生じる。
 
そんなときは、しばらく家造りを忘れて、寄ってくるものをすべて遠ざけるといい。心が静まったら、家に求めるものは何かを問うてみることだ。
値段なのか、大手という安心なのか、上質な住み心地なのか、を。
Fさんのところにも銀行筋や、造成工事の業者筋などから様々なアプローチが絶えなかったことだろう。
しかし、娘さんのご主人が一貫してマツミを支持してくださった。
また、Fさん親子には私を信頼しきる度量があった。

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2006年08月03日(木)

独創的なデザイン

新入の二人の設計士を現場の掃除に行かせた。
二人とも、とてもよい経験ができたと喜んでいた。
私は、33才で創業したのだが10年間は現場の掃除、ゴミ片付けに率先して取り組んだ。
ゴミをトラックに満載し、処分場へ運ぶこともやった。
そのおかげで、大工、職人さんたちと心を通いあわす術を身につけることができたし、仕事を見る眼を養うことができた。
建築について素人だったので、掃除とゴミ片付けではプロに負けないようにがんばった。また、素人だったから優れたものを素直に学び、吸収することができた。
今もその姿勢は変わることがない。ただ、掃除とゴミ片付けはもう出る幕がない。
その分、コピーの勉強を続けている。
 
コピーとは、優れたものを真似することだ。
独創的なデサインを追い求めることは危険なことだと思う。住む人の幸せを第一義とする家造りでは、実験は許されない。リスクは避けるべきだ。デザインは、古今東西の家造りからコピーすればいい。優れて安心というものが無数にある。
有名な某建築家は、雨漏りしないような家はつまらないと言った。デザインとしては、雨漏りするようでないと評価できないと言うのだ。しかし家造りは、そのような意味ではつまらないものの方が安心だ。

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2006年08月02日(水)

星野道夫写真展

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星野道夫さんのこの写真が見たくて出かけた。
それは銀座松屋の8階に設けられた会場の入り口に展示されていた。
 
この一瞬、正に息を飲む瞬間である。
黙って!
人間の情念など、そこには入り込む余地がない。
 
星野さんの写真には、どれも、過酷な自然環境の中で生きるものたちへの限りない愛が溢れている。
フアンの一人として、愛のスケールが大きくて、深過ぎたことが惜しまれてならない。

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2006年08月01日(火)

家庭画報

家庭画報の9月号(284、5ページ)に「マツミの家」が掲載されている。
いつか「外断熱・二重通気工法」を家庭画報に取り上げてもらいたいという願いが叶った。
申し込めばどこでもOKになるのではなく、家庭画報のポリシー、品位に適っていることが絶対条件とのこと。
取材の日は、梅雨の晴れ間で蒸し暑かった。
5人のスタッフの熱気と照明の熱が加わったのだが、エアコン1台を軽く動かしているだけで涼しいことにみんな驚いていた。
他社のようにデザインやインテリア、設備のような目に見えるものを自慢するのではなく、工法を説明し、目に見えない「住み心地」を訴えたところに注目していただきたい。

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