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2006年08月04日(金)

家に求めるものは何か?

Fさんとの契約ができた。
本当は3年前にするはずだった。
Fさんの敷地は、約2000坪。自宅はその一角に建っていた。コンクリート造だったので住み心地が悪く、娘さんのご主人が私の本を読まれてマツミの家に建て替えることを強く勧めてくれた。
プランが決まったのだが、私は契約に入ることをためらった。その理由は、全体の敷地の活用を考えると納得できるものではなかったからだ。
Fさんは、謙虚に耳を傾けられて決断した。全体の造成工事を。
もうまもなく、すばらしい分譲地が完成する。
その入り口の一等地に、娘さん一家と共に暮らす「マツミの家」を建てることになった。
 
私は、不動産業からスタートしているので、家のプランをするときに常に資産価値ということを念頭に置くようにしている。
特に、敷地が広い場合には全体の利用計画を大切にする。
そして、契約を急がない。小森和子さんではないが「モア・ベター」を検討し尽くしたいからだ。
だが、敷地にゆとりがあり、立地条件が良いと大手ハウスメーカーの営業マンたちが寄ってくる。求めたわけではないのに、見積書がいくつも手元に積まれる。やがて、お客様の心に迷いが生じる。
 
そんなときは、しばらく家造りを忘れて、寄ってくるものをすべて遠ざけるといい。心が静まったら、家に求めるものは何かを問うてみることだ。
値段なのか、大手という安心なのか、上質な住み心地なのか、を。
Fさんのところにも銀行筋や、造成工事の業者筋などから様々なアプローチが絶えなかったことだろう。
しかし、娘さんのご主人が一貫してマツミを支持してくださった。
また、Fさん親子には私を信頼しきる度量があった。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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