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2006年08月06日(日)

契約を断る

私は、不動産業からスタートしているので、家のプランをするときに常に資産価値ということを念頭に置くようにしている。特に、敷地が広い場合には全体の利用計画を大切にする。
そして、契約を急がない。今は亡き小森和子さんではないが「モア・ベター」を検討し尽くしたいからだ。
だが、敷地にゆとりがあり、立地条件が良いと大手ハウスメーカーの営業マンたちが寄ってくる。求めたわけではないのに、見積書がいくつも手元に積まれ、値引き合戦が始まる。やがて、お客様の心に迷いが生じる。
 
そんなときは、しばらく家造りを忘れて、寄ってくるものをすべて遠ざけるといい。心が静まったら、家に求めるものは何かを問うてみることだ。
値段なのか、大手という安心なのか、上質な住み心地なのか、を。
今日契約したFさんのところにも様々なアプローチが絶えなかったことだろう。
しかし、娘さんのご主人が一貫してマツミを支持してくださった。
また、Fさん親子には私を信頼しきる度量があった。
契約が終わって、Fさんが言われた。
「3年前に、契約を断っていただいたことに心から感謝しています」と。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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