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2006年10月12日(木)

シロアリに勝つ!

見習い中の現場監督Aからの報告である。
Y邸でクロス屋さんがこんなことを話してくれました。
「ただクロスを貼るんだったら誰だってできる。本当の職人というのは、状況に応じて判断し、その状況に適したやり方で作業ができなければいけない。下地の具合によってはパテ処理を工夫し、糊の加減、材料の質、厚さ、柄などはもちろんだが、気温、湿度にも気を配らなければダメだ。いい家をつくるには、すべての職人さんが最高の仕事をして、次の職人さんにバトンを渡さなければならない。サッカーでは、最高のゴールは最高のアシストがあるから決められるようにね」。
僕は確かにそうだと思いました。一人一人の職人さんのいい仕事の積み重ねがあるから、いい家が出来上がるのだ。今日もマツミの職人さんの意識の高さに驚くと共に仕事の基本を学ばせていただきました。
 
現場監督Iからの報告である。
今日ターミメッシュを行ったK邸は、基礎の全周が61メートルという大きな家でした。
天気にも恵まれたのですが、5人の監督の息がピッタリ合って5時近くにはすべて完了することができました。
どんなに住み心地のいい家であっても、シロアリに食われたのでは残念すぎます。
いつものことですがターミメッシュの仕事が終わると、どの監督たちの顔にもこれでこの家をシロアリから守れるという誇りのようなものが浮かびます。
 
ターミメッシュという仕事は、地味で厳しい。
ほんのちょっとした横着や手抜きがあると、シロアリの浸入を許すことになりすべては台無しとなる。
だから資格が厳格なのだが、何よりも「シロアリからこの家を守るのだ!」という意識と意思を必要とする。
それが乏しい人は、遅かれ早かれ辞めていく。
「ターミメッシュは外注すべきであって、監督の仕事ではない」と意見を残す人もいた。
たしかに、冬の寒風が吹く日、夏の猛暑の日などに、基礎の周囲にうずくまって終日黙々と働く姿を見ていると、もっともだと思うことがある。
でも、仕事を終えて戻ってくる監督たちの表情は決して暗くない。
彼らの背中は、「シロアリに勝つ!」という頼もしさに溢れて見える。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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