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2007年09月04日(火)
ロマンチック街道−7

ロマンチック街道には、うっとりするほど素敵な木組みの家や、塗り壁の家が数多く建ち並んでいる。ディンケルスビュールの住宅街を歩いていて気がついたことがあった。それはほとんどの家が、ファサード(正面)を補修し、装いを変えることはあっても側面はいじらないでいることだ。
家と家との間を覗いてみると、どの家もよくぞ倒壊しないでいると感心させられるほどに古い姿である。地震の心配がないので壊れない限りは手を加えず、古さを誇っているかのように見える。
いや、本当のところはお金を掛けたくないのかもしれない。

よく聞かされる話は、ファサードを見栄えよく維持するのは、観光客のためにという理由だけではなく、景観を大切にするという住人の強いコンセンサスがあるからだと。もちろん、景観条例のようなものがあることは確かだろうが。
東京の武蔵野市で、ある漫画家が赤と白のストライプ模様で外装することについて近隣住人との間で大紛争が巻き上がっているが、ロマンチック街道では絶対にそのような自己主張は許されない。

しかし、この景観のように、どうかなと思うこともしばしばあった。左から一番目と二番目の建物のデザインと色彩が良くない。特に、三角部分のストライプ柄と、二番目の薄汚れた淡いグリーンの色が問題だ。その上、二つの建物共に窓周りに美しさがない。マルクト(マーケット)広場に面しているので、ファサードをいじることが許可されないとなると、年々ここの景観は楽しさを失っていくことだろう。
ちなみに、外装にストライプ柄を用いるのは、ロマンチック街道では極めて珍しい。
そのセンスの悪さを思い浮かべると、武蔵野市の住人たちの気持ちがよく分かる。
カテゴリー: 投稿者 :松井









