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2007年10月01日(月)
滑稽なビル


このビルは、アムステルダム駅前にある。
地震国から来た旅人にとっては、ショッキングなデザインだ。
見る角度によっては、いま正にひび割れて崩れ落ちるように思える。
駅のホームに上がって連結した電車の間から見たのだが、電車が動き出すとやはり倒壊するように思えた。
「奇をてらう」は、過ぎると滑稽に見える。
その典型がロッテルダムにあるキューブ・ハウスだ。

ドイツのデュッセルドルフでは、「醜」としか思えないビル群を見た。
1853年に「醜の美学」鈴木芳子訳・未知社を書いたカール・ローゼンクランツ(ドイツの哲学者)が見たとしたら、たぶん同じ感想をもらしたのではなかろうか。
ローゼンクランツは、「美」の対極に「滑稽」を置き、「醜」をその中間に位置づけた。「形の定まらないもの」、「不正確」、「歪曲・ゆがみ」は、往々にして醜く見えるものだ。

カテゴリー: 投稿者 :松井









