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2007年11月09日(金)

換気の日

11月9日は「換気の日」。換気の大切さを学ぶ日である。
2003年7月に建築基準法が改正され、24時間の機械換気装置の設置が義務付けられている。
ところが、プロの中にも換気の大切さを知らない人たちがいる。
一人は、シックハウスの主犯格であるホルムアルデヒドさえ退治できれば換気装置は不要だとするウッドビルド工法の寺島今朝成さんだ。
もう一人は、「いい家は無垢の木と漆喰で建てる」の著者である神埼隆洋さんだ。
寺島さんは、自慢の「呼吸する家」が「国土交通省より(シックハウス対策法)健康住宅の特別大臣認定を取得しました!」と盛んにPRしている。
そこで、国土交通省に問い合わせてみた。
すると、ホルムアルデヒドを排出できる特殊な仕掛け(ソーラーサーキット工法のインナーサーキットに酷似したもの)が大臣認定されているが、「特別」という認定はしていないとのこと。
「24時間計画換気を使用しないで実現できるクリーンな空気環境」とか、「医師も薦め、国も認めた健康住宅」というような宣伝方法は、公正取引委員会で検討される課題であるとの見解だった。
 
では、神崎さんが主張するように自然素材で造った場合は機械換気装置が不要になるのだろうか?
国土交通省の見解では、必要とのことである。
となると、両者の主張はまやかし的である。そもそも、換気はなぜ必要なのかが理解されていない。
プロなのだから無知は許されないし、法令違反は犯罪となりかねない。
換気が必要な最大のわけは、人間が空気を汚染する生き物だからである。酸素を吸って炭酸ガスを排出し、水蒸気と臭いを発散し、なおかつ、生活することによっても空気を汚染し続ける。
ホルムアルデヒドの発散がゼロであるとしても、いや、化学物質の揮発がまるでないとしても換気が必要なのだ。
換気装置が不要な家ということは、言い換えれば、隙間が多過ぎるということなのだから、エネルギー浪費で、住み心地が悪いのはやむをえないだろう。
換気について正しく理解し、実践できる造り手は決して多くはないのが現状だ。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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