<< 宮本亜門を見つめる | メイン | おめでたい日 >>
2008年04月25日(金)
商売繁盛

写真は、我が家のダイニングの窓から見える景色。
いま、八重桜が満開で、その下では紫花菜が負けじと美しさを競い合っている。
朝食が終わって、ふと外を見ると小道を悠然と歩く動物がいた。
「えっ!豚?」
最初は黒い豚に見えた。
「いや、猪?」
目を凝らすと、それは間違いなくふくよかな狸だった。
まるで今しがたブラッシングをしてきたかのように毛の艶がいい。
姿が消えてから、私は自問自答した。
狸がいるわけがない。でも、あれは間違いなく狸だ。あんなに堂々と散歩するからには、人に飼われているのだろうか?
首輪もつけずに?
いや、あれは自然に生きているに違いない。
そこへ女房が戻ってきた。
「いまね、あそこを狸がいたんだ」
案の定、彼女は端から信じようとしない。
「本当に狸が歩いていたんだよ。本当に狸なのだ!」
「こんなところに狸がいるわけがないでしょ。それはアライグマよ」
と、まるで見ていたかのように言う。
「なんで、アライグマなのだ。こんなところにアライグマがいるわけはないだろう」
「いいえ、アライグマですよ」と譲らない。
彼女の生まれは長野県戸隠村。幼い頃から野生動物と身近な暮らしをしてきている。それだけにうかつに動物論議はできないので私は沈黙した。
その夜、偶然にもテレビのクイズ番組が狸を取り上げているのを見た。
「狸の置物を置くのはどうしてでしょう?」という問題だった。
答えは、『たぬき』とは『他を抜く』という意味があり、商売繁盛につながる縁起ものだからだそうだ。
それを見て、私は言った。
「間違いない!あれは狸だ」と。しかし、声を出して言ったのは「間違いない」だけだった。
すると女房は、「そうですよ。明日です。結婚式は」と答えた。
かくて狸はアライグマとなり、最後に結婚式に結びついた。
明日は10時から契約。13時から社員の結婚式。今週は契約が3件、引き渡しも3件。
狸を見れたおかげでますます商売繁盛となりそうな気がする。
カテゴリー: 投稿者 :松井









