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2008年05月31日(土)

マツミ・新換気の家

体感ハウス 温・湿度.jpg
 (外の温度には、外側通気層の内部も含まれている)

今日も雨。入梅したような日が続いている。
午前9時50分の外の温度は13.2度、湿度は93%。
マツミ・新換気の家の温度は、床下も室内も21度前後。
湿度は、床下・壁の中・小屋裏を含めてほぼ50%以下で安定している。
第一種全熱換気装置の外気導入口の温度は13.6度、湿度は93%。全熱交換後の温度は21.0度、湿度は49%。
同じ換気方式を採用している横浜事務所のデータも、ほとんど同じであった。

午前と午後に二組のお客様が体感に来られたが、「空気がさわやかですね」と一様に感心されていた。
午前中のお客様は帰り際にクレダに触り、「あらっ、暖房していないのですね。私の家では、今朝はエアコンをつけましたよ」と言われた。
 
今月も5棟の契約をいただいた。
2月から、毎月5棟が続いている。
ありがたいことである。

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2008年05月29日(木)

雨の日に窓を開ける?

空気線図 梅雨の空気.jpg

(湿り空気線図:一番右側が水蒸気分圧、次が絶対湿度。青線が外部、赤線が内部空気を表示)
肌寒い雨の日だったが、事務所内部はパソコンやコピー機の放熱でやや暑く感じたので窓開け換気をしていた。
今日のような日に窓を開けると、湿気がどんどん入ってきて室内がじめじめしてしまうと思いがちだが、実はそうはならず換気に適した状況なのだ。
その理由はこうである。
内部:温度26.1℃、湿度45%、水蒸気分圧は11(mmHg以下同じ)。
外部:温度15.3℃、湿度70%、水蒸気分圧は9。
 
水蒸気(湿気)は、圧力の高い方から低い方へ移動し、温度も高い方から低い方へ移動するからだ。
そこで窓を開ければ、外部の冷気を室内に取り込み、逆に室内の熱と湿気を外へ放出できる。エアコンをつけたのと同じ快適さが得られるのだ。
梅雨の時期でも、窓開け換気をした方が気持ちよい時があるのはこのせいである。注意していただきたいのは、一日中が窓開け換気に適した状態であることは稀である。内と外との温度と湿度を計って、湿り空気線図で判断しなければならない。
それはあまりにも面倒なので、窓(ダンパーも同様)を閉めて、換気装置を正常に働かせておくことをお勧めしたい。第三種換気の場合に、壁の吸入口から空気を入れ込んでも室内の湿度が高くならないのは、梅雨時の水蒸気分圧の差が少ないせいである。
 
では、夏の日でシュミレーションしてみるとどうなるだろうか?
外部:温度30℃、湿度80%の場合、水蒸気分圧は25。
内部:温度25℃、湿度50%の場合、水蒸気分圧は11。
空気線図 夏の空気.jpg
この状態で窓を開けると、外部から内部へ湿度、温度ともにどっと流れ込んできて室内は暑く、湿気っぽくなってしまう。こういう日は、窓もダンパーも閉め、エアコンを適度に使用した方がはるかに省エネで過ごしやすくなる。

マツミでは、事務所と体感ハウスの窓(ダンパーも同じ)を開けるか、閉めるかの判断は、水蒸気分圧によって判断するように心がけている。
しかし、一番配慮しているのは土埃や黄砂の侵入だ。たとえ空気が快適であっても、室内がザラザラになるのは困るからだ。
 
ちなみに言うならば、ソーラーサーキットのナビゲーションシステムは、水蒸気分圧をまったく考慮していない。したがって、夏の住み心地にとってプラスに作用する場合は極めて稀にしかない。
エアコンを用いるとエネルギー浪費状態となり、CO2排出削減という時代の要請に背を向けたシステムである。

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2008年05月28日(水)

もっと「いい家」ができる?

もっと「いい家」.jpg

マツミの家にお住まいの方から本が送られてきた。
添えられた手紙の要旨は、こうである。

<新聞の広告に「いい家」が三つ並んで出ていた。その中で、松岡在丸著〔もっと「いい家」ができる〕(コスモトゥーワン)が気になって買って読んでみたところ、どのような点が「もっと」なのかがさっぱり分からない。
松井理論である「いい家」の条件、構造・断熱の方法・依頼先という三つの要素の内、肝心な断熱の方法が欠落しているではないか。
それでは「いい家」と言える訳がなかろう。
著者は、かつては「ツーバイフォーの鬼」と言われたが、その間違いに気づき今度はティンバーフレーム工法へと転向した。ツーバイフォーは日本の気候風土に合っていないから、絶対に勧めないそうである。
そして、「いい家」は長持ちする家のことだと主張している。
その程度の内容でしかないにもかかわらず、「もっといい家」とはあつかまし過ぎはしないか。>

私は、「いい家」本の出版が続くことを大いに歓迎している。しかし、住む人の幸せを心から願い、実践する家づくり論であるべきだと思っている。

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2008年05月27日(火)

設計事務所と組んで

昨年の11月30日に「設計事務所と組んで」を書いた。

http://matsumi.com/blog/archives/2007/11/index.html
その吉設計事務所の吉野常雄先生と、二度目の仕事が今夜成約になった。
契約が終わって、学校の校長先生という感じの82歳のお父さんとの会話が大いに盛り上がった。普段は寡黙の人のようだが、家族もはじめて聞いたという話も飛び出して、1時間近くがあっという間に過ぎた。
そのような座をきちんと用意してくださった吉野先生の高度な設計力と人間力に、今回も敬服させられた。

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2008年05月25日(日)

吉建ホームの講演会

DSCF3276.jpg
昨日は、茨城県竜ケ崎市にある吉建ホームさんの講演会に招かれた。
http://www.yoshiken-home.com/
会場はつくば国際会議場。その日、同じつくば市でソーラーサーキットの家グループによる家づくりセミナーが同じ時間に開かれていた。
そちらのチラシによると、
<ソーラーサーキットの家は、気密性に優れた建物に通気という機能を持たせて湿気や結露によるカビの発生を抑制し、健康で快適な生活を実現する省エネ住宅。家造りのポイントを「住み心地」に置き、断熱性と通気性を両立させたことで夏さわやかに冬暖かい家を実現。そのような理想的な住まいについて講師の堀内久二さん(ソーラーサーキットの家サポート室)が分かりやすく解説を行う。>となっていた。
一方、吉建ホームさんのテーマは、
<なぜ床下換気孔が必要ないのか?
〔「いい家」が欲しい。〕の改訂3版について>である。
 
私は、ソーラーサーキットグループ(SCグループ)には「住み心地」を語る資格はないと思っている。なぜなら、住み心地を保証しないからだ。保証してもらえない住み心地は、正に絵に描いた餅でしかない。だから、何でもありになるのだ。会員が住み心地をクレゾール漬けにしようと、それを保証する必要はないと裁判を起こそうと、SCグループは一切責任を負わないし、みんなで無関心を装って知らないふりをしている。
 
それはさて置くとして、
改訂3版の3刷りで、私は<これからは「通気」ではなく「換気」の時代>という項目を新設した。
そこにこのように書いている。
<私がソーラーサーキットの家を造り、ナビゲーションシステムを用い、そこに住んで体得したことは、夏にはダンパーを開けない方が快適に暮らせるということです。開けるとしたら中間期ですが、外がさわやかであるなら窓を開けるに越したことはないのですから結局一年中開けないことになります。
外断熱の家で夏に快適さを得るための基本は、気密を確保し、適切な計画換気を行うことで不快な熱や湿気を排出し、空気をさわやかに維持することです。それさえできれば従来の家と比べてエアコンの利用を三分の一以下にできます。
これからは、居室だけでなく構造体の内部(屋内)も同時に換気する全体換気が主流になります。適切に計画された換気は、常に室内の空気をさわやかに維持し、構造体の耐久性を増し、省エネルギーで上質な住み心地を約束してくれます。ですから、屋内を外と連通する通気層にしたり、内断熱工法のように断熱材の充填場所に使うのは考えものです。

温暖化に伴う異常気象、すなわち局地的な豪雨、洪水、突風、そして花粉や黄砂などを想定すると、これからの家はシェルターとしての性能を一段と高めなければなりません。ですから、シェルターの最も大切な部位に穴を開ける床下換気孔や基礎パッキン工法は止めるべきであり、ソーラーサーキットやWB工法は、近い将来に、床下ダンパーを必須とすることの不合理さに気づかざるを得なくなるでしょう。>
 
それに対して、すでにソーラーサーキットの家にお住まいのお客様からこんなご意見をいただいた。
「床下換気孔の有無について、どちらが良いのかデータで示してもらいたい」と。
東京体感ハウスでは、ダンパー開閉による温度と湿度の変化のデータ取りが行われていて、3刷りはそれに基づいて書いたものである。全体換気に関しては、今月20日から3日間かけて、日本工業大学小竿研究室に依頼しデータ取りが行われた。
 
その他、数人の方々からご意見をいただいたが、会場の雰囲気はとてもフレンドリーであり、本にサインを求められ、また、お土産を頂戴し、久保田紀子さんともども疲れを忘れて帰りの電車に乗った。
行くときにも感じたことなのだが、「つくばエクスプレス」という列車の乗り心地の悪さは特筆ものだ。
しかし目を閉じると、お客様方の温かな眼差しが思い浮かんできて、不満はすぐに感謝の思いに変わっていった。

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2008年05月22日(木)

デザインが浪費する税金

新国立劇場の近くでK邸の地鎮祭が行われた。
不思議なもので、このところ仏式が連続した。
5回の荒行に耐えたという住職が打ち鳴らす木釼(ぼっけん)の響きは、あまりにも激しく気迫があり、
「いい家を、魂を込めて造れ!」
と迫ってくる感じがしてならなかった。
DSCF3207.jpg
国立新美術館について、昨日のブログに間違いがあると設計部から意見があった。ルーバーは、固定式で日除けのためのものであるとのこと。
ルーバーのガラスには、水玉模様のエッチング加工がされていて、それが光を拡散することで内部に届く光の量を増やす効果を生んでいるそうだ。
夏、冬ともに100%ルーバーを介して内部に光が入るように設計されたが、冬の西日は多少ストレートに入ってしまうという。

では、掃除をどのようにするのだろうか?
私の質問に、女性設計士の長谷川が答えた。
「私はオープンした日に見学に行ったのですが、同じ疑問を感じたので調べました。
外部の垂直面のガラスは、自動掃除ロボットがサッシ枠に取り付けられているレールで移動して行い、内部のガラスは、キャットウォークを利用して同じく人が行うそうです。
問題のルーバーは、宙吊りされたゴンドラに乗ってこれも人が行うということでした。

水平なのだから、さぞかし埃も積もるだろう、酸性雨の影響も受けるだろう。
そこで私は年間の掃除にかかる費用について質問した。
長谷川は、「そうでした。それを調べるのをうっかりしていました。早速調べてみます」とのことだった。
返事は、どんな内容になるのだろう?

都庁舎もそうだが、世界的に有名な建築家の建物の多くはデザイン優先であり、掃除やメンテナンスのことがあまり考えられていない。曲線を多用するガラスカーテンウォールの建物は、特にそうだ。
CO2排出量と同様に、そのために余分に必要となる費用について、国民はもっと関心を払ってよいのではなかろうか。

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2008年05月21日(水)

国立新美術館


DSCF3211.jpg

モディリアーニ展を見に国立新美術館へ行って来た。
建物の外観は、曲線を多用するガラスのカーテンウォール。外側がルーバーになっていて閉じると通気層になり、冬は暖房効果を高めるのに役立つ。
ドイツでもオランダでも最近よく見かけるスタイルである。
エントランスに近づくと、ドアが内側に傾けてあるのに違和感を覚えた。
視界には建物の左端が外側に傾いているのが見えるため、ドアの傾きが強調されて不安定感が増幅される。
DSCF3223.jpg
ロビーに入ると、写真の円錐形をした巨大なコンクリート塊に圧倒された。
「うえーっ、なんだこれは!」
私は、その場が美術館であることを忘れてしまった。
一瞬、中国の大地震を思い出したからだ。
「大地震が来たら、あのコンクリートの塊は大丈夫なのだろうか?」
木造の家造りが心身に沁みこんでいるせいか、不安定な形状のあまりの存在感に圧倒されたのか、私はバランス感覚を失ったままモディリアーニと対面することになった。
  
血圧が異常に上がったような感覚でふらふらと歩いて行くと、「頭の後ろで両手を組み、長椅子に横たわる裸婦」と出合った。
見事だった。圧巻だった。
一瞬にして血圧は正常に戻り、感覚も冴え、心身ともに高揚してきた。
モディリアーニの素晴らしさは、やはり裸婦像にある。
作品を眺めていると、描き始めたときにはなかった妖しい雰囲気が、時間の経過とともに増していくのがわかる。
手と足先が描かれていないために、モデルの心状に対する想像が一層煽られる。ボディーの語らいは明らかだが、彼女の瞳は読み切れない。そのもどかしさに惹きつけられてしまう。実に憎たらしくも見事な構図である。
 
会場の外に出ると、そこにはコンクリートの塊が覆いかぶさるようにそびえ立っていた。
モディリアーニの色気は、この建物とは合わない。
絵画鑑賞は、美術館によってかなり違った印象となり、思い出となることがある。

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2008年05月19日(月)

半端な覚悟ではできない!

ある住宅専門紙が取材に来た。
「どのような理由で、ソーラーサーキットをやめたのですか?」
その質問は、これまでにも数多くの人から受けている。
そこで、もう一度自分自身に問うてみた。
すると答えはやはり同じものとなった。
「ソーラーサーキットは、住む人の幸せを願おうとしない造り手のグループだから」である。
工法云々よりも、はるかに大きな理由がそこにある。
しかし一方では、グループに所属するほうが得になると、「いい家」をつくる会を去っていった人たちもいる。
思えば住む人の幸せを願うことは、半端な覚悟ではできないのである。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年05月18日(日)

「いい家」は女性を美しくする!

IMG_0001.jpg

高島屋横浜店で、中山忠彦画伯の「永遠の女神展」が、今月26日まで開催されている。
画伯は、40数年間、夫人をモデルとして着衣像を描き続けている。
会場に入って、数分後だった。
ふと、説明書きに目が止まった。
その真ん中辺にこんなことが書かれていたのだ。
「中山さんは、1972年に初めて渡欧し、骨董店でアンティークドレスを目にした。それ以来、良江夫人が試着をしてみて、絵になりそうなドレスは無理をしてでも購入してきたという。
今から30年ほど前、イミテーションの真珠を身につけた絵を描いたところ、知り合いの宝石商から偽物と見抜かれた。大きなショックを受け、小物にいたるまでいっそうこだわりをもって収集するようになった。アンティークドレスや帽子などのコレクションは約300点。おそらく個人としては日本一のコレクターである」
 
私は、強い衝撃を受けた。
何という鑑識眼を持った人がいるのだろう。
そこまで、中山さんの絵に注目し、絶対にごまかしは許さないという真剣なまなざしを降り注ぐ人がいる。
そして、その眼差しから逃げることなく全身全霊で自己を高める人がいる。
 
感動にひたったその時だった。
私のほうに歩み寄ってくる白髪の人がいた。
私は直感的に画伯その人だと知った。
そして私は声を掛けていた。
「先生、ここに書かれていることは恐ろしいことですね」と。
画伯は静かに答えられた。
「まったくそのとおりです。宝石商でもあり画商でもあるその人は、言ってくれれば本物を貸してあげたのにと残念がっていました」と。
 
私は、入り口に戻り、一つ一つの作品を再度鑑賞し直すことにした。
すると、画伯と同様、ドレスの作成者が、どうやったら女性を美しく見せるかに掛けた執念の深さと、中山作品の見方が分かってきた。
美しい衣服は、着る女性の精神を高揚させ、人格を向上させると画伯は言う。
であるならば、「いい家」もまた主婦を美しくし、輝かせるはずだ。
画伯に負けずに、私は家造りで女性を美しくしたい。
いや、そうできると確信している。

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2008年05月17日(土)

良心の痛みを感じないか!

お寺の住職であるIさんの家の地鎮祭が行われた。仏式の祭儀は久しぶりだったが今日のように本格的なのは初めてだった。
ご主人が儀式を執り行う最中、私の隣に奥さんが座っていたのだが、「いい家を建てたい」という熱い思いを熱波のように強く感じた。
終わって、ご主人が挨拶された。
  
[「いい家」が欲しい。]読んで、目からうろこが落ちる思いでした。
「うんうん、そのとおりだ。こういう家を建てるべきだ」と確信しました。
勉強会に参加して今日まで3年かかりましたが、マツミハウジングに建ててもらえることを、心から嬉しく思っています。
 
短いけれど、一語一句にIさんのお人柄のおおらかさ、温かさがあふれており、「いい家」を造るぞという覚悟を新たにさせられた。
 
「思ったこと、感じたこと」に、久保田紀子さんが投稿している。
中村さんも地鎮祭の日に、Iさんと同様に「いい家が欲しい!」と願い、高砂建設は「感動の家づくり」をすると約束したことは間違いない。
しかし、クレゾール事件を引き起こしたとたんに高砂建設は豹変し、責任逃れに終始している。
4年間も住めない状態を放置して裁判を続行し、事はすべて弁護士に委ねてしまっているのだ。そんな造り手であることをまったく知らないかのように、(株)ソーラーサーキットの家は高砂建設とグループを組んで発足した。
久保田さんの意見に対して、SCグループの中に良心の痛みを感じる人はいないのだろうか?
かって「いい家」をつくる会に所属した人たちよ、あなたたちには良心を捨ててしまったのだろうか?
中村さんご一家を見捨てて、高砂建設とグループを組むことをお客さまが望まれると思うのだろうか?

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年05月15日(木)

木に宿る魂

今日の日経夕刊は、C.W.ニコルさんの話を紹介している。
出だしはこんな風に。
<僕は子どもの時泣き虫で弱々しかった。ある時おばあちゃんに大きな木に抱きつけと言われました。「森の木には魂があって強くて優しい。人は木からパワーをもらえる」と教えてくれたのです。実際、森に入るといつも「いいなあ」と思い、心が落ち着きましたね。一人で森の中を歩くと度胸も体力もついて来て心身ともにたくましくなった。僕だけでなく、子どもは何も言わなくても大きな木を見つけると両手で抱きつきますよね。木に何か、魂や力を感じているのでしょう。>

そして締めくくりの言葉として、
<苗木が大木になるまでには数百年かかる。森づくりは未来を信ずること。
ずっと後の世代とつながる感覚が、木々と向き合う作業を楽しいものにします。>とある。

ニコルさんの感性、哲学の対極にあるのが、盛んに「ロングライフ」を自慢するヘーベルハウスの家づくりだと思う。
鉄とコンクリートで造られる家。うたい文句はすばらしい。
<家族と地球の将来を考えた家。
将来も資産価値が落ちず、社会の資産として町に残り続ける家。
住む人の永年にわたる愛着を受けとめ続け、消費のサイクルから脱却する資質を備えた家。>
しかし、鉄とコンクリートに、住む人は魂や力を感じることができるのだろうか?

ヘーベルハウスは問いかけている。
<あたりまえのことですが、私たち人間の生活には住まいが必要です。
そして、私たちにとっての住まいは、他の生物にとっての棲家以上に、深い意味を持っています。>と。
深い意味を知りながら、鉄とコンクリートで住まいを造るとは、欺瞞に思えてならない。

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2008年05月14日(水)

なぜ職人が生き生きしているのか?

IMG_7929.jpg
横浜市磯子区のS邸の上棟が無事終わった。
午前中は雨だったが、午後から天候は急速に回復した。
Sさんの仮住まいは現場のまん前なので、基礎工事を毎日見ていたという。
そして、こんなことを感じたと挨拶された。
  
どうして職人さんたちがあんなにも生き生きとして働くのだろうか?
無駄なく、手際よく、きびきびと、マナーも良く、見ていて実に気持ちが良い働きぶりなのです。
それはきっと、この家造りが正しいものであって、誇りに思えるからなのだろうと思いました。
マツミの家に住むということが楽しみでなりません。どうか皆さんよろしくお願い致します。

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2008年05月13日(火)

第一種新換気システム実験中

EPSON016.jpg

●東京体感ハウスの21時から22時の温度と湿度
外気温は10.5度、湿度は82%。
床下温度19.3度、湿度42〜46%。
室内の温度は20.6〜21.5度の範囲。
室内及び壁の中、小屋裏の湿度は34〜38%。
暖房なし。実験中の第一種新換気システムの効果が見事に発揮されている。
過日、空気の質にたいへん敏感なお客様が来られ、「ここの空気はすばらしい」と感心されていた。

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2008年05月12日(月)

純粋「マツミの家」第1号上棟

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昨日は、香川県のタツミ建設さん主催の勉強会に参加した。蛭田社長が急逝されてからまもなく一周忌を迎えるのだが、残された社員さんたちが一丸となって「いい家造り」にまい進している。
OB客と検討中のお客様を合わせて70人ほどが参加され、タツミ建設に対する信頼と期待の大きさに感動させられた。
テーマは、
1.ソーラーサーキット(SC)工法を止めた経緯、理由について
2.これからの住まい方について
3.これからの新たな家造りについて
4.「いい家」をつくる会 会員の使命について
であった。
最初に久保田紀子さんが、自分の本から「ソーラーサーキット」を消去した理由について話した。私は、これからも住む人の幸せを心から願って、外断熱に徹した家造りをしていくことの大切さを話した。
最後に、すでにソーラーサーキットの家に住まわれているお客様に、「いい家」をつくる会の方針変更について不安や不満をお尋ねしたところ、皆さんが住み心地に満足していて心配することはないとのことだった。
私は、心の中で「ありがとうございます!」と蛭田さんに手を合わせていた。
久保田さんの話は、後日「思ったこと、感じたこと」で紹介したい。
  
今日は、西東京市でM邸の上棟が無事行われた。
M邸は、ダンパーをなくした最初の家である。つまりソーラーサーキットではない、純粋「マツミの家」第1号だ。
Mさんは、マツミに頼んで本当に良かったと思っていますと挨拶された。息子さんが中央大学の後輩ということもあり、すっかり嬉しくなった私は思わず校歌を歌ってしまった。

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2008年05月10日(土)

外断熱の家のありがたさ

夏日が続いたかと思うと、今日は一転して冬の寒さとなった。
5月は温度変化が激しいので、体調を崩す人が増える。
こんな陽気のときに、外断熱の家のありがたさがよくわかる。
熱容量が大きいので、外の温度の変化に振り回されることがない。
今夜は雨。外の湿度は90%を超えている。しかし、室内は45%。
快適そのものである。
DSCF3123.jpg
DSCF3141.jpg

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2008年05月08日(木)

エアコンに潜む危険!

火を使わないため危険が少ないと思われがちなエアコンが、実は火災の原因となる場合があると今日の朝日新聞夕刊が警告している。
焦げ臭かったり、室内機から水漏れしたり、ブレーカーが落ちるような場合には使用を止め、販売店やメーカーに連絡するようにとのこと。
明日には「ご存知ですか?」に詳細をアップする予定。

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2008年05月06日(火)

連休中の体感ハウス

今日は二棟の契約をいただいた。
連休中は予想以上にお客様が多く、事務所は賑わっていた。
私は、体感ハウスに活花を飾っておいた。
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案内に行った社員はみんな造花だと思ったと言う。
さすが久保田さんはすぐに気づいたようだ。
「あれはどなたが活けたのですか?」
私は活花の心得がないので、活け方がおかしいと言われるのかと思って話の矛先を変えた。
「私の家のトイレに、小さなコップにバラが一輪活けられているのです。その水が半分以下になっていたので洗面所に持っていって水を入れ替えようとしたのですよ。そしたら、なんとそれは造花で、おまけに水も見せ掛けなのです。
ああいうのは騙しであって、よくないです。
IMG_7791.jpg
そこで本物の一輪挿しを買ってきたのです」
すると久保田さんは、「あらっ、以前に飾りもののポトスに水をやってしまったことがありましたよね」と言って吹き出した。
そしてすぐに申し訳ないという顔になって、こんな風にほめてくれた。
「先ほどご案内したお客様が、一輪挿しも素敵だけれど、活花との組み合わせがいいと感心されていましたよ」と。
 
実は、デパートで活花と一緒に購入した、つまり飾ってあったまま手に入れたに過ぎないのだが、その話は伏せることにした。
久保田さんは怪訝そうな顔になって、「活花も一緒に買ったのですか?」としつこく聞いてきた。
「店員さんは、戸惑ったでしょうね」と、まるで交渉している私の姿をのぞき見ていたかのように言う。
 
まったくその通りであって、木製の一輪挿しの展示即売会をしていたのだから、引き立て役の活花まで買われたのでは困ると、店員は困惑していたのだった。

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2008年05月02日(金)

喜びの声

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オランダの建築家リートフェルトの住宅デビュー作は、1924年にユトレヒト市内に建てられたシュレーダー邸である。ユネスコは2000年に世界遺産に指定した。
写真のように伝統的なレンガ張りの集合住宅に、ことさら違和感を主張して連なっている。伝統的なデザインを拒否することが、クライアントであるシュレーダー夫人のたっての願いであったという。当時、建築家は33歳。依頼者は32歳の未亡人であった。
デザインは奇抜であり、異様であり、また、建築しているカップルに物語性があり過ぎたが故にさぞかし人目を惹いたに違いない。
保守的な観の強いユトレヒトの町は、この話で持ちきりになったと思われる。
部屋の中を歩いていると、建築家のひたむきな情熱に感心すると共に、シュレーダー夫人の喜びの声が聞こえてくる。
「なんて素晴らしいデザインでしょう!
あなたは天才です。私の求めをすべてパーフェクトに実現してくださったわ。可動間仕切りによって、部屋がこのようにいくつものパターンに変化するなんて驚きです。子供たちも大喜びしています。この家に込められている工夫の数々、用いられている色彩、そして取り込まれる光は、日々の生活に変化と想像をもたらし、私に元気と喜びを与えてくれます」

シュレーダー邸が日本人の若き建築志望の人たちを魅了するのには訳がある。二階の間取りが日本家屋の伝統的な「田」の字構成となっていて、引き戸の扱い一つで空間が劇的に変化する点だ。
まるで精巧に作られた舞台装置のようでもある。
私は、社員たちにおみやげとして「シュレーダーハウス」という小冊子を買った。
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昨日お引渡しをしたS邸の二階に、シュレーダー邸の発想が生かされていた。
松木の設計を工事部の伊藤が具体化した。
これは伊藤の報告である。

はじめに設計からお客様のご要望を聞いた時、すぐに思い描いたのはトーマス・リートフェルトのシュレーダー邸でした。引き戸を直角に回転させ開け閉めするには様々な制約があり、既成品対応が出来なかったため部材選びから始め、詳細図を描き、建具屋さんと何回も検討を重ねました。途中、無理だと言われましたが会長からいただいた小冊子が刺激となったことに感謝しています。
シュレーダー邸の変幻自在さとは比べようもありませんが、お客様が喜んでくださり何よりです。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年05月01日(木)

ラジオ体操

これは、昨年の12月にお引き渡しをした奥田さんのブログである。
私もラジオ派で、番組に対する感想が共通するので紹介したい。
特に、ラジオ体操についてはまったく同感だ。
女房に話すと、案の定「年を取ったからですよ」と言う。
違うんだよな。
毎日、体操する方が年寄りなのだ。
 
目下わが家にテレビはない
(ただしPCでワンセグを見ることはできる)
 
私はラジオをよく聴く
ラジオの良さはなんといっても
朝食の支度をしたり、ひげを剃ったりと
「ながら」で聴けることにある
 
朝起きるとキッチンのラジオにスイッチを入れる
NHKを聴いている
他の民放は私にはうるさいのでNHKになる
朝はおもにニュースを聴く
ニュースは30分おきにほぼ同じ内容を繰り返す
それでも聴いているのは時計代わりだからだ
 
朝の番組で唯一苦手なのがある
6時半から始まるラジオ体操である
 
もうすこしユルユルとしたいときに、
頭の上からそそがれる元気の機関銃はたまらない
まだアイドリング状態の気分には重た過ぎるのである
テーマソングのはつらつとした感じも、受け止めるのはつらい
だからこのテーマソングが聞こえると私はラジオを切る
 
同時にタイマーを10分かけて
10分後にふたたびスイッチを入れる
体操のあと
「今日はなんの日?」や「経済展望」はおもしろい
「日本列島北から南から」も、聞き流すにはちょうどいい
 
私は毎朝NHKラジオで暮らしている
居間とキッチンにはテレビを置くつもりがないから
これからもずっとラジオがつづく。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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