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2008年08月31日(日)

無垢の木と漆喰で建てると

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横浜は、体感ハウス、事務所ともに大賑わいだった。
9時からK邸ご契約。(写真は、K夫妻と担当の大畠)
ついで新規のお客様二組をご案内し、昼食をとる間もなく東京体感ハウスへ直行。
勉強会は、今日も満席。
終わって、「いい家は無垢の木と漆喰で建てる」の神埼さんの勉強会に参加したというお客様と対談した。
その方は、神崎さんの話と私の話がまるで正反対であることに大変驚いたと前置きして、このような話を聞かせてくれた。
「神崎さんは、集成材は一切使うべきではないと言っている。その理由は、強度試験をしてみたところ無垢の木の方が断然強いことが分かったからだ。そのことを書いた本を来年出版する予定だが、たいへんな反響を呼ぶことになるはず。
換気装置は必要ない。無垢の木と漆喰で造られた家は、そもそも空気がきれいなのだから。新鮮空気が欲しい場合には窓を開ければよい。
床下は外と同じ環境でよい。湿気が入ってきたとしても、通気性を良くしてあるから何も心配はない。
断熱の方法は、施工さえきちんとしていれば内断熱、外断熱どちらでも良い」と。
 
無垢の木の強度は、1本1本がそれぞれ違っている。神崎さんが自信を深めるほどに強いのもあれば、使えない弱さのものもある。試験をしてある数を確認しても意味がない。実際に建てる家に用いる材料を試験し、その上で構造計算にかけなければ駄目である。
地震に強いか、弱いかは情緒的に語るものではない。
 
神崎さんの家造りを実際に観察してみると、断熱の方法には興味も関心もないことがよく分かる。いや、それ以上に住み心地を保証する考えかないことが分かる。
 
換気が必要なのは、人間は生活すると臭いと有害物質と水蒸気を出す生き物だからだのだ。生活臭が、ヒノキやヒバのにおいと混ざり合って染み付くと、なんとも言えない不快臭に変化する。やがて10年もするとかび臭さが加わり、無垢の木も漆喰も感動を失ってしまう家が多い。
ところが、きちんと換気されている家では生活臭の染み込みがないので、いつまでも木の香りが持続し、空気の気持ちよさに感動するものだ。
 
神崎さんの家に換気装置をつけたら、さらに空気が気持ちよくなるはずである。しかし、その場合には気密性を確保しなければならず、そうすると断熱の方法も見直さざるを得なくなる。袋詰め断熱材を無垢の柱の間に押し込む今のやり方を止めて外張り断熱に変えてみると、無垢の木と漆喰という素材が数段生きてくる。そして新換気システムを採用してみたら、神崎さんはあまりの快適さにきっとショックを受けるに違いない。
私は、これまでに無垢の木と漆喰の家をたくさん建ててきているので、それがよく分かるのだ。
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午後4時頃の体感ハウスの上空は、久しぶりにすがすがしい輝きを取り戻した。
今日は雨は降らないだろうと思えたが、2時間ほどすると空模様は一変し大粒の雨が落ちてきた。それと同時に、地面からカビの臭いが立ち上がってきた。
神崎さんの家の床下とSA−SHEの家の床下とでは、さわやかさに比較にならない違いがある。私は、家というものは居室だけでなく、床下も、壁の中も、小屋裏も、すべてが一年中さわやかであるべきだと考えている。

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2008年08月30日(土)

いい加減さ、曖昧さ、欺瞞!

[「いい家」が欲しい。]改訂3版3刷の売れ行きが好調で、三省堂書店の在庫が品切れになってしまった。
一方、<ソーラーサーキットの家を建てたいと思われている方に最新版をプレゼント>に対する申し込みが毎日平均3件続いている。
事務局は、本の確保に懸命だ。
  
旭ホームズという会社がある。
カネカの子会社で、東京を中心にソーラーサーキットの家を専門にして売上を伸ばしていたのだが、「いい家」をつくる会を退会してから業績が低迷し、横浜にある不動産業を主体とするセボンという会社に売却された。
当時、私はカネカに対して「ソーラーサーキット部門を売却するとは、いったいどういう考えなのか?」と質問したのだが、事業計画の一環だという答えしか得られなかった。
そのセボンがつい最近倒産してしまった。旭ホームズは、どうなるのだろうか?
同社は、(株)ソーラーサーキットの家(SC)とつながりが深く、SCグループの象徴的な存在でもある。
 
「いい家」をつくる会のメンバーの半数以上が「健康住宅普及協会」に参加している。協会には、(株)ソーラーサーキットの家をはじめとしてSCグループの有力メンバーが多い。そのグループの旗頭は、クレゾール事件の高砂建設である。
ということは、「いい家」をつくる会は、間接的にSCグループや高砂建設と手を組んでいるということになる。
私は、そんないい加減さ、曖昧さ、欺瞞にうんざりして協会を退会した。信条の共有がない連中と、「健康住宅」を語り合ったところで得るものがない。
ましてや、クレゾール事件の被害者を見捨てて「いい家」をつくる会を去って行った人たちとは。
 
聞くところによると、(株)ソーラーサーキットの家は出資者であるすてきナイスという建材販売会社と組んで、「いい家」をつくる会の切り崩しに躍起になっているようだ。
経営者の信念の乏しさに付け込まれるのだろうが、一日も早くSCグループから畏敬される存在になることだ。そのためには、住む人の幸せを心から願う家造りに徹すること、それ以外にはあり得ない。
半年過ぎても徹することができないのであれば、SCグループに戻ることだ。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年08月29日(金)

ソーラーサーキットの床下ダンパー

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今週は、実家の庭先に建てるお客様の地鎮祭が二組あった。
稲城市のOさんは本を読んで、ソーラーサーキットの家を建てようと決心したという。ところがマツミハウジングは、プランの打ち合わせの最中に、ソーラーサーキットをやめてSA−SHEの家に変わってしまった。
しかしOさんは、いささかも迷うことなく契約された。
30代の方々にも支持される家造りであることに、私は大いに自信を深めている。
お母さんが赤飯を炊いて、おいしい煮物を添えてご馳走してくださり、奥さんは家の形をしたクッキーを焼いてプレゼントしてくださった。
長男から受け取るときに、私は彼の瞳に約束した。
「君が子供を育てるときに、感謝される家を造るよ」と。
  
今日は久しぶりに晴れ間が見えたのだが、先ほどから激しい雷雨になった。
ソーラーサーキットの家は、ダンパーを完ぺきに閉めなくてはならない。晴れても開けないことだ。1か所でも閉め忘れたら、構造体の内部は湿気が充満し、カビが発生する危険が高まる。
ナビゲーションのスイッチは切っておくことだ。温度が下がると自動で開いてしまうシステムは問題なのだ。
こんなときに開いたら湿気だけではなく雨水や、立地によっては泥水が浸入しかねない。

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2008年08月27日(水)

雨中の上棟式

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千葉県の葛西に建てて欲しい、そうSさんから頼まれたとき、遠過ぎると思い断ろうとした。
ところが現地調査に行った社長は、車で約1時間の範囲なのでできると言った。
念のため私は電車で出向いた。高田馬場から地下鉄東西線に乗り換え、快速で浦安まで行きタクシーで現場に向かったところ事務所を出て、1時間5分で到着した。
となると、目黒区や大田区、または横浜にある現場と比べて遠いということはないのだが、心理的に千葉県は遠く感じた。
そのような場合には、私はお客様との相性で判断することにしている。物理的な距離は、相性の良し悪しで遠くもなり近くにもなるものだ。

昨日、雨の中で上棟式が行われた。
高齢のご両親、妹さんにお会いするのは地鎮祭に続いて二度目であり、娘さん夫妻とははじめてお会いした。
皆さんのお人柄がすばらしい。

棟梁は高橋さん。弟子の小原、林、亀井と雨降る中で屋根断熱の一層目を張り終えた。70坪を超える広さを思うと彼らの心意気の熱さがよく分かった。みんな現地に泊り込んでがんばっている。
怪我するなよ。風邪引くなよ。

帰りは社長の運転で車に乗った。
千葉県側から見る東京の夜景は、感動的に美しく見えた。
目立つビルの設計者たちは、夜景を計算に入れ、想像し尽していたかのように思えてならない。お台場辺りにマンションを購入し、夜景を楽しみながらブログを書けたらと夢想している内にうとうとしてしまった。
「到着しましたよ」という社長の声に目を覚ましたのは現場を出てから1時間後だった。

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2008年08月25日(月)

炊き立ての赤飯

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(神主さんの話に耳を傾けているOさん一家。小学生の長男の後姿がとても頼もしく見えた)
 
埼玉県所沢市のO邸の地鎮祭が行われた。
Oさん夫妻が勉強会に参加したのは、4年前のことである。
娘さんがまだ2歳だったので、両親に預けてのことだった。
建てる場所は、ご主人の実家の庭先である。
地鎮祭が終わって、山登りが大好きという若々しいおばあちゃんが赤飯をご馳走してくれた。
「炊き立てのお赤飯を食べるのは、生まれて初めてのことです」と、社長が感激して言った。
「えっ?!」
私は、その言葉に戸惑いを覚えた。
工務店を経営していたら、年に一度ぐらいは赤飯を炊くのではなかろうか。
「一度も食べさせたことがない?」
創業以来の36年間を思い浮かべてみたが、たしかにそのようだ。赤飯はいただくばかりで、自分の家で炊くだけの精神的なゆとりがなかったのかもしれない。
「おいしいです!」
招かれた6人は遠慮なくお代わりをし、娘さんが給仕係をうれしそうにしてくれた。彼女は、手のひらにできた豆がつぶれて血がにじんでも、鉄棒に挑戦し続ける頑張り屋さんだとのこと。
94歳だった曾おばあちゃんは、亡くなる4日前まで抱っこして可愛がっていたという。ご仏前にみんなで手を合わせ、「いい家」を精一杯造りますと誓ってきた。

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2008年08月24日(日)

空気がきれい!SA−SHEの家

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「空気が気持ちいい!」
「サラッとしていて、いい感じ」
「こんな空気の家に住みたい!」
今日は、東京体感ハウスに12組のお客様が来られたのだが、皆さんが口々にそんな感想を言われる。
朝8時に体感ハウスに入って、私も同じ感じがした。
温度・湿度の推移がパソコンの画面に表示されているのだが、新換気システム=CS−HVSの効果が歴然としている。
昨夜から外部の湿度が95%前後なのに、床下をはじめ室内の湿度は平均で50%を下回って安定している。床下にセットされている60%で作動する除湿機の出番がない。
横浜では、体感ハウスは第一種換気装置で事務所はCS−HVSなので、その違いを体感で判別できる。
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「住み心地の質」をグラフ化してみた。
多くの家は、台所、トイレ、浴室の局所換気である。ソーラーサーキットの家(通気工法)はダンパーを開くと、居室の換気が低下してしまう。
無垢の木と漆喰を用い、頑丈な構造で建て、省エネに優れていても、換気を疎かにしたのでは何にもならない。住み心地の質と家の健康度は、換気で決まるからだ。
しかし、その事実を知らない、知らされないままに建ててしまう人が後を絶たない。

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2008年08月23日(土)

「アメリカ西海岸の最新住宅」その4

ロサンゼルスから2時間半ほどのフライトで正午近くにポートランドに入った。
なんと気温は38度。全米で二番目となる記録的な猛暑だった。日差しは強いが、日陰に入るとそんなに暑さを感じないでいられるのは空気が乾燥しているせいだ。東京の夏とは違って、肌にまとわりつくような熱風がない。水道水がおいしくて、安心して飲める。街角のいたるところに色とりどりの花が咲いているのが印象的だ。6月に開かれるバラ祭りは有名。ポートランドには消費税がなく、ゴキブリもいないそうだ。
冬になると、日本の梅雨と同じように、しとしとと小雨が降る日が多くなる。

翌日、久保田さんの提案に従って、エアーアドバイス社に午後4時に訪問することになった。
午前中に、ポートランドの街の中心から車で30分ほどのところに建築中の建売現場を見に行った。
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価格帯が3000万円ぐらいで、シンプルな3DK30坪前後の広さの家が15棟建つ予定。半分は完成していたがまだ1棟も売れていなかった。

現場を見ていてつくづく思うことは、最近の日本ほどに安全管理、整理整頓、掃除と片付けが行き届いているところはないということだ。
アメリカの現場では、掃除と片付けは最後に一回だけ行うのだろうか?
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この現場に建てられる家にはエアコンがない。しかし、第一種換気装置があった。現場監督の話では、「暑いのはせいぜい2週間なのだから、その間は窓を開ければよい。それよりも換気装置をつける方が付加価値となる」という。
エアーアドバイス社の影響があるのかもしれない。
今回の旅で、我々が換気装置を備えた家を見たのはそこだけだった。暖房は、壁埋め込み式の電気温風機が各部屋についていた。
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昨日書いたように、床下の断熱工事は最後にもぐって行うそうだ。たいへんな作業だ。専門業者だからできるのであって、日本の大工さんは引き受けないだろう。
工事現場で、床下、壁の中、小屋裏を観察していると、内断熱(充填式)では「いい家」ができないと、つくづく納得できる。
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それにしても、インスペクター制度の下で造られている家とはとても思えない。
日本の性能評価機関の検査の方がはるかに内容が高度であり、厳格だ。
何よりも違うのは、家造りに対するお客様のこだわりの強さだと思う。それなくして、「いい家」は造られない。
10年で移り住むことを前提にするなら、構造・断熱の方法・依頼先は、さして重要ではなくなる。
つまり、住み心地という根源的な価値は二の次で、デザインやインテリア、設備や機能という付加価値が優先する。現在アメリカでは、本来、年月の経過とともに価値が薄れていくはずのそれらの付加価値が、バブル的に過大評価される中古住宅市場がサブプライムローンに揺さぶられ、崩壊しつつある。それは、もともと価値薄きものがそれ相応の価格に収斂していくということであり、私には当然のことに思えた。
真に「いい家」は、どのような時代にも根源的な価値を失うことはない。
社員たちは、住む人の幸せを心から願って、より住み心地の良い家を造ることの大切さを再確認させられたことだろう。

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2008年08月22日(金)

床下の断熱方法は?

昨日、夏休み明け最初の上棟が中野区白鷺であった。
天気予報は午後3時以降、激しい雷雨、突風に対する注意を呼びかけていたので、空模様を観察しつつ、4時半には雨対策を終え、無事Y邸の上棟式を済ませることができた。
帰り道に、西東京市の一角で始まっている大規模建売現場に立ち寄ろうと向かったところ、空模様が急変し、稲光が始まったかと思う間もなく大粒の雨が落ちてきた。
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写真は今朝撮影したものだが、昨日はものすごい豪雨に見舞われていた。
ツーバイフォーは、まず床を作って壁を立ち上げ、屋根が最後になるので、写真の段階では雨対策が難しい。
ところで、床下の断熱方法はどのようにするのだろうか?
ロサンゼルス、ポートランドの現場では、専門業者が床下にもぐって詰め込んでいた。
 
家造りは、どんな段階であっても床下に関心を持つことが大切だ。
湿気対策、断熱・気密の仕方、点検の方法について、納得を求め続けなければならない。
勉強会に参加すると、家の見方をマスターできるようになる。
それを知らないで家を建てることは、交通標識の意味を知らないで車の運転をするようなものだ。
教える側も、学ぶ側も真剣にならざるを得ない。
このところ参加申し込みが増え続けていて明後日も満席である。

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2008年08月21日(木)

「アメリカ西海岸の最新住宅」その3

久保田さんからのメールである。
要約すると、住宅の「換気」はわが国の方が進んでいて、真剣に取り組んでいるということだ。
オレゴン州では法律で義務付けたとされているが、実際には換気装置のない家が建てられている。最先端テクノロジーを盛り込んだというポートランドの住宅ショーで、我々は換気システムを装備した家を見ることができなかった。
インスペクター制度は、いったいどのように機能しているのだろうか?
 
大阪在住のコピーライターである田中実典(たなかみのり)さんが、松下の換気装置をアメリカに売り込んだ小松青磁さんについてルポしているサイトを見つけました。
 
<小松さんは1994年から6年間、アメリカに単身で乗り込んで販売活動をした。当時のアメリカの換気扇(装置のことだと思います)は価格が重視されていたので、性能と静音性を売りにした。当初は現地商品の3倍もの価格に見向きもされなかったが、
「“コンシューマーレポート”というメジャーな雑誌が、換気扇でナンバー1の製品だと認めてくれたり、省エネ推奨マークとして有名な『エナジー・スター』に他社に先駆けて換気扇として認定されたりということもあって、それからはおもしろいように順調でしたね。販売スタートの年の売り上げは2,000台でしたけど、12年後の今年2006年には、50万台を超えそうです」
「でもね、まだまだ換気に対する社会全体の認識が追いついていないなあ、と思いました。私が事務所を開いた当時、換気に関しては世界でも日本が一番進んでいたんです。アメリカもまだ、バスルーム、トイレ、キッチンだけを換気すればいいという局所換気の考え方がメインでね。だけど実際にはシックハウス症候群に悩む人が大勢いて・・・状況はかつての日本と同じだったんです。
24時間換気をすることで、多くに人の悩みが解消できることはわかっていましたから、現地メーカーと協力して、各州政府に24時間換気の重要性を説いてまわったんです」中略
「そして1995年ついにワシントン州とオレゴン州で24時間換気が義務づけられることになったんです>とあります。
松下は素晴らしいタイミングでアメリカに乗り込んだのですね。
ロサンゼルスからポートランドに移動されると、たぶん宿泊予定のホテルの近くだと思いますが、Air Advice,Inc(アメリカ・オレゴン州ポートランド)社があります。
2006年11月27日に日本では神栄株式会社(神戸市中央区)が、室内空気環境のモニタリング事業を共同で行うために業務提携に合意しています。
そのエアアドバイスジャパンのサイトに会社創立の謂れが書かれています。
 
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(床に近い壁に設けられた空気の吸い込み口。マツミの家なら100%クレームになるほどの音がする。フィルターを枠内にかぶせて蓋をする)
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(床下点検口から覗いてみた。床一面に黒色の防湿シートを敷き詰めている。)
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(上の写真のダクトが見える。床下がない場合には天井の懐がダクトスペースに用いられる。それらを観察していると、マツミハウジングが開発した新換気システムCS−HVSが画期的なものであり、合理的で優れていることがよく分かる)
 
<AirAdviceの創始者の一人であるJohn Skardonは、喘息で苦しむ自分の妻を見て、その発作の原因にもなり得る室内の浮遊粒子をモニターすることを考えましたが、検知するための装置は非常に高価で、簡便な検知方法は当時見つかりませんでした。
ところが1999年までに、安価に浮遊粒子を検知する技術ができているのを知り、一般家庭でも簡便に室内空気環境をモニターできる装置の開発と喘息やアレルギーに苦しむ家庭用のサービスを目指しAirAdvice,Inc.を創業しました。もう一人の共同創始者Meindert Kleefstraはエンニジアとして現在のIAQモニターの原型を作りました。
AirAdviceはまず一般家庭にこのモニターを販売しました。室内空気による健康被害を心配する人々は診断ツールとしてこれを活用し評判を呼びました。
その後、空調業者がこのIAQモニターを使ったシステムが、自分の顧客との対話のためのツールとして最適であることに気付き、さらに自分のセールスに活用できると評価し始めました。
今日でも一般家庭へのサービス提供しながらも、空調業者や空調機器メーカーとの提携事業などを通じて住まいの室内空気環境に関わり続けています。」
「エアアドバイスのサービスでは、住宅の室内環境を『健康』『快適』『安全』の3つのキーワードで切り分け、『浮遊粒子(ホコリ)』、『VOC』、『温度』『湿度』『一酸化炭素』『二酸化炭素』の6要素を計測する6つのセンサと通信機器をコンパクトに一体化した『IAQモニター』を購入することから始まります」
とあり、さらに換気に触れている箇所は参考になると思います。
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(地下室に備えられたエアコンの本体。左側の円筒型のものは電気温水器)
 
「米国環境保護局(EPA)は室内空気環境の汚染を健康被害の5番目に位置づけています。
今日の高気密住宅は省エネルギーを主眼としていますが、適切な換気設備が装備されているとは限らず、フィルター設備があったとしても、室内の空気を循環させているだけです。古いタイプの家はというと、すき間が多いため、ロケーションによっては外の汚染物質を中に入れていることもあったと思われます。
一般的な室内空気環境が屋外よりも2−5倍汚れています。時には100倍汚れているケースもあると言われています。このことをご存じの方は多くありません。
アメリカ人のほとんどは90%の時間を室内で過ごすと言われています。また、3軒に1軒の割合で、喘息やアレルギーで悩む家庭があると言われています。清浄で快適な室内空気環境はますます求められてきています>
 
そこで思ったのですが、多くの家庭(既に50,000件以上)の室内空気環境をモニターしているこの会社を訪問できれば、住宅を売る側からではなく、暮らす側から、アメリカ住宅の換気について意見や問題点を聞くことができるのではないでしょうか?

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年08月20日(水)

「アメリカ西海岸の最新住宅」その2

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ロス近郊で約8億円という売値の家を見た。
延べ面積約180坪、敷地面積約630坪。単純に家の広さで割ると、坪当たり444万円となる。土地の値段をおおよそ30%とすると、家の値段は坪当たり310万円で総額は5億5千8百万円。
家具を含めたインテリアと外構工事(プールを含めて)に2億円かかったとしよう。建物そのものはどうみても1億円あれば十分出来そうだ。残りの2億5千8百万円が粗利益で、そこから販売管理費が引かれたものが利益となるのだろう。
ところが、サブプライムローン問題でさっぱり売れなくなってしまった。
事務所にいた中年のでっぷりとした営業マンは、藁をもすがるという思いをいっぱいに込めた最高の笑顔で我々一行を迎え入れてくれた。
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(高級住宅では、このようなスタイルが多い。正面奥がガス台、レンジフードが家具のよう。反対側に流し台があって、それを囲むように椅子が配置されている。ディナー用に別のところに豪華なテーブルが置かれている)
 
完成してから1年以上になるようだ。5棟現場なのだが、客は1組もいなかった。内部をしばらく歩いていると、空気が気になって仕方がなかった。マツミの体感ハウスと比べて明らかに質が悪く感じられたからである。
そこで換気装置を探したが見当たらない。先ほどの営業マンに尋ねたところ、セントラル空調方式なのだが換気システムがなく、室内の空気はただ循環しているだけだと言う。
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(脚立がないとフィルターの交換ができない。高齢者には無理)
 
そんなバカな、と思ったが事実だった。廊下の壁や天井に設けられた空気の吸い込み口にはフィルターがあってホコリを除去しているが微小な浮遊粉塵は通過し、エアコンで冷やされて各所の天井から吹き出されている。つまり、室内空気は外からの新鮮空気を取り入れることなく循環しているだけなのだ。
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(フィルターだけでなくダクトの内部にも埃が見られる)
 
パーティーなどで空気が汚れたらどうするのかと尋ねると、彼はおかしなことを聞くものだという顔をして、「窓を適当に開ける」と答えた。
別の現場でも同じ質問をしたところ、「家の中の空気は、外よりもきれいなのだ」という答えが返ってきた。
アメリカにはEnvironmental Jastice(環境正義)を唱える有名な環境保護庁(EPA)があるというのに、いったいこれはどういうことなのだ。換気を疎かにする家造りが堂々と行われているとは驚きだ。
これでは住人は、サブプライムローンで資産も失うだけでなく、健康まで損なわれているかもしれない。
  
その夜、空気質に超敏感な久保田さんに電話して、アメリカの住宅の室内空気質に関して調べてもらうことにした。

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2008年08月19日(火)

「アメリカ西海岸の最新住宅」その1

アメリカ住宅視察旅行は無事終わり、昨日帰国した。
目的は、ポートランドで開催される「ストリート・オブ・ドリームス」を見学することにあった。
パンフレットには、「今年のショーは、飛び切りのロケーションにきっと興奮されるでしょう」と書いてある。
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        (この土地は、坪当たり約10万円)
 
最初に見た家は、広さがガレージを含めて約300坪で、お値段が約3億2千万円。土地代が2千万円とすると坪当たり100万円。80以上の形の異なる窓があり、そのいずれからも100万ドルの景色が見えると自慢していた。
眼下にはポートランドの街が一望でき、目を転ずれば富士山に良く似たフッド山をはじめ数々の山々が展望できる。しかし景色に興味がないとなると、その前にロサンゼルスで7億円から9億円ほどで売られているドラマチックな最高級住宅をいくつか見た後だったので、感動するものがなかった。
「景色が普通で家具がないとしたら・・・」と、どうしても思ってしまうのだ。
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我々が関心を持っていたのは換気システムなのだが、ロスの最高級住宅と同じでそこもエアコンによる空気循環システムだった。つまり、換気はキッチンフードの局所だけということだ。
玄関を入った瞬間から鼻にツーンとくる刺激臭があり、もし、久保田紀子さんが同行していたらすぐに出てしまっただろう。
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    (床と手すりの間の隙間が怖い)
 
建築中の現場もいくつか見歩いた。10年前と比べて、特に変わったところは見受けられなかった。相変わらずの雑な構造と、大雑把なグラスウール断熱の方法であり、驚くばかりの現場の乱雑さも同じだった。
インスペクター制度がしつかりしているから、欠陥住宅は造られず安心できるとわが国の識者たちは言う。
はたしてそうなのだろうか?
 
●インスペクター制度とは
工事の工程ごとに第三者による検査を行い、不備や不良個所がないことを確認したうえで次の工程に進むことを義務付ける制度。設計者でも施工者でもない第三者が、建築主に直接、雇われて検査するのが特徴である。
米国カリフォルニア州では、1933年のロングビーチ地震を機に、37年に制度ができ、UBC(Uniform Building Code)に規定されている。インスペクターには、州あるいは市の職員である公的インスペクターと、民間で州あるいは市に登録されたスペシャルインスペクターの2種類がある。公的インスペクターによる検査は、工事を6〜8段階に分けて、各段階が終了するたびに、施工者がインスペクターに検査を求める。公共工事や一定規模以上の民間工事では、これに加えて、スペシャルインスペクターによる特別検査が必要になる。これは建築主がスペシャルインスペクターを直接雇用し、特別検査が必要な工事の施工中には常駐して、検査結果の報告書を建築主や市(州)、設計者に交付しなければならない。(日経アーキテクチュアーより)

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2008年08月10日(日)

アメリカ研修旅行

今年の夏の社員海外研修は、アメリカポートランドで開催される「ストリート・オブ・ドリームス住宅ショー」がメインとなっていて、明日、成田を出発する。
そのショーは毎年行われているのだが、サブプライムローン問題という暗雲が垂れ込めている今年は、どんな雰囲気になっているのか興味が惹かれる。
そこで、5日前に急遽参加することにした。
帰国は18日の予定。
留守中は、久保田店長が工事部の篠田と羽田、そして設計部の加藤、山本、徳山を統轄し緊急事態に備えることになっている。
篠田のケイタイ電話番号は、090−7806−5967。

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2008年08月09日(土)

打ち合わせ数の新記録!

明日からの夏休みを控え、契約を含めて21組のお客様との打ち合わせがあった。
ソーラーサーキットをやめ、SA−SHEの家と取り組んでわずか3ヵ月半にも拘らず、1日の打ち合わせ数としては創業以来の新記録だった。
社員は慌てることなく、淡々として的確に応対していた。
もっとも、横浜と東京とに分散し、ご自宅もあってのことなので思ったよりもゆとりがあった。

ところで、新換気システムを発表するには、ハウスメーカーであれば動画入りのホームページをまず作成し、新聞広告を打ち、つまんで持ち上げるとしたらすぐに落としてしまうほどの重さのカタログを用意し、営業マン教育を十分した上で行うだろう。
それに比べてマツミハウジングは、カタログさえ用意していない。ホームページができるのは10月頃で、カタログは年内にやっと間に合う予定である。
「説明不足だ」という不満の声が、「いい家」をつくる会の中から上がるのも十分頷ける。しかし、新換気システムの採用に踏み切った会員は、すでに12社もある。
三重県のマルカさんは、体感ハウスだけでなくお客様の家でも工事を始めている。後者のケースは、新潟の木下工務店、大阪の大成、神奈川の牧野製材所さんも同様である。お客様が実際に一年暮らされると、会員は絶対の自信を持つはずだ。
ゼロエネルギーの家や、200年住宅もそれなりの価値があるが、空気がきれいでよどまない家をとお望みなら、ぜひとも新換気のSA−SHEの家をお勧めしたい。
体感されたお客様からの評価は、すこぶる高い。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年08月08日(金)

通気工法を超えたSA−SHEの家

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Sさんにとって、今日、2008年8月8日は、北京オリンピックの開幕された日と共に、地鎮祭が行われた日として一生の思い出となるであろう。
たぶん、思い出すときにご夫妻は口をそろえて言われると思う。
「あの日は、暑かったねー」と。
東京では今年最初の猛暑日だった。

帰ってきて、東京体感ハウスに入った。
「涼しい!」
思わず声が出る。
たった一台のエアコンで27度台をキープしている。
どの階の、どの部屋の、どの隅を歩いても涼やかで空気が気持ちいい。
SA−SHEの家は、間違いなくソーラーサーキット(通気工法)を超えている。

カテゴリー: 投稿者 :松井

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2008年08月07日(木)

グーグルのストリートビュー

先ほど女房があわただしく書斎に入ってきた。
「洋平(四番目の息子)からメールが入って、グーグルのストリートビューでマツミハウジングの事務所も体感ハウスも東西南北から見ることができることを教わったの。
あなたも見てみて」と騒ぎ立てる。
 
見て、驚いた。
日本一辺鄙なところに建っている体感ハウスの前面道路を、四方八方から映し出す情報処理技術には舌を巻いた。その是非はともかくとして、それに比べると住宅は遅々として進化しない。
20年前に開発されたソーラーサーキットシステムを、SA−SHEの家に進化させただけで談話室で非難されている。
〔「いい家」が欲しい。〕の勧めにしたがって建てたのだから、ソーラーサーキットの家を最高のものとしていつまでもそっとしておくべきだと言うのである。
ストリートビューでは、家の外観だけではなく性能、すなわち、住み心地や省エネレベルまで判別できる。ということは、進化の程度が丸見えなのだから、それに背を向けた家造りをしていたのでは明日がない。
ところで、使用されている写真にはダンパーが写っている。現在では、SA−SHEの家にリフォームされているのでダンパーはない。

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2008年08月06日(水)

改訂3版プレゼント!

昨日のことである。
無事に棟上げができ、屋根にシートを掛け終わってまもなく大粒の雨が降り出した。と、思う間もなく局地的集中豪雨になった。雷鳴もかき消されてしまうほどに雨音がすさまじく、「バケツをひっくり返した」という表現をはるかに超える勢いの豪雨が1時間ほど続いた。
傍らにいた久保田さんが「ダンパーを無くして正解ですね」と言った。
「ブログで、お客様にダンパーを開けないように注意を呼びかけましょう」と私は答えた。
 
これから建てる家は、シェルターとしての機能を徹底させるべきである。それには、基礎にダンパーをつけないことだ。地面に近い部位から、構造体の内部に通気させるやり方、特に、ソーラーサーキットのナビゲーションシステムは採用すべきではない。
私の本を読んで、ソーラーサーキットの家を建てようとお考えの方には改訂3版をプレゼントしますので、ぜひお申し出ください。

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2008年08月05日(火)

ソーラーサーキットの家の方々へ

このところ天候が極めて不安定で、局所豪雨に見舞われる確率が高まっています。このような時期は、ダンパーを開けないでください。万一、洪水に見舞われても、ダンパーが閉じてさえいれば床下への浸水は最小限に抑えることが可能です。
  
今夜22時30分の東京体感ハウス近辺の湿度は92%、温度は27度です。ダンパーが一箇所でも開いていると床下の湿度が外と同じに近づいてカビが発生する危険が高まります。
 
SCナビゲーションシステムは、今夜のような湿度状況であっても、もう少し温度が下がると自動でダンパーを開けてしまい、小屋裏ファンを回します。つまり、湿気をどんどん構造体内部に取り込むということです。
ですから、自動運転モードをOFFにしなければなりません。
天候が安定し、熱帯夜がなくなり、ダンパー周辺の湿度が60%前後以下にるまでONにしないことです。

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2008年08月03日(日)

新換気システムへのリフォーム

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横浜事務所の新換気システム(CS−HVS)へのリフォームが完了し、今日の勉強会で公開した。
上の写真の正面にあるようなスペース(約45cm×約45cm)さえ確保できれば、セントラルシャフト(二番目の写真)を小屋裏から床下へと簡単に設置できる。
全熱交換された新鮮空気は、床上20〜30cmに設けられたグリルからソフトに吹き出される(吹き出す方向は上下左右に変えられる)。
汚染空気は、トイレ、洗面所だけではなく、家の中心から一番離れた各部屋の天井に設けた排気グリルから排出される。
給気と排気の経路が、これまでとは逆になる。それによって、臭気が拡散せずに効率的に除去できるだけでなく、空気のよどみ感と温度ムラが解消し、快適さが向上する。また、エアコンを使用したときに冷気が床に淀まなくなり、微小粉塵を除去するのにも役立つ。
冷え性の人、呼吸系が弱い人、全館空調になじめない人にうってつけであり、在宅介護には必須のシステムである。
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換気リフォームのついでに、壁面を利用して本棚を設けてみた。
正面の壁のスリットは、反対側にある点検のための扉を開けたときに、シャフトに光が透過し、汚れ具合が一目で確認できるようになっている。

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2008年08月02日(土)

食洗機は、必要か否か

食洗機は、必要か否か。
Tさん夫妻は、契約の席でも意見が対立していた。
「まあ、まだ発注するまでには日にちがありますから、ごゆっくりと検討してください」
担当の設計士である川上が、上手にとりなしていたにもかかわらず、私は意見を差し挟んでしまった。
「食洗機は要りませんよ。夫婦二人になったら、手洗いした方がはるかに簡単でいいですよ。私の家では、取り外してしまい鍋入れにしてしまいました」
ご主人が我が意を得たりと言わんばかりに、
「やはりそうですか。娘たちも要らないと言っているのですよ」と大きくうなづかれた。
しかし奥さんは、使っている友人たちはみんないいと言っていて、建て替えるのであれば、食洗機だけはつけなさいとアドバイスされているという。
このような場合、私の立場では黙って話を聞いているのがいいに決まっている。
そう分かっていても、思ったこと、感じたことを言わずにはいられない性分なのだ。
昨日に続いての契約は、それでも笑顔に包まれて無事終わったのだが、私は契約書に印鑑を押しながら思った。
「SA−SHEの家」は奥様に喜ばれるものなのだから、何とか工夫して食洗機をつけてあげたいと。

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2008年08月01日(金)

8月、最初の契約と上棟

8月最初の契約と上棟、そして工事部に新人が入社した。
契約していただいたTさんは、5月25日の勉強会に参加された。契約までの期間は、わずか2ヶ月とちょっと。
Tさんが家造りを思い立ったのは数年前だそうだ。どこのメーカーと組んでも納得できないで迷っていたときに、私の本と出合った。ところが読んだのは改訂2版。つまり、ソーラーサーキットを推奨している内容のものだった。しかし、勉強会に参加して、それまでの迷いがすべて消失するとともに、SA−SHEの家こそが自分が探し求めていたものだと納得された。
ソーラーサーキットよりもさらに優れた家に、Tさんご一家の期待は、今日、さらに一層高まったようだ。
 
事務所から車で5分のところでF邸の上棟が行われた。
Fさんからいただいたスピーチに、私をはじめ参加者全員が心を揺さぶられた。
特に、キャリア豊富な37歳の新入社員は感動していた。これまで携わった上棟で、これほどまでに感動に満ち溢れた上棟は、かって経験したことがなかったと言う。
Fさんのご了解が得られたら、スピーチを「お客様の声」欄でご紹介させていただきたい。

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