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2008年08月19日(火)

「アメリカ西海岸の最新住宅」その1

アメリカ住宅視察旅行は無事終わり、昨日帰国した。
目的は、ポートランドで開催される「ストリート・オブ・ドリームス」を見学することにあった。
パンフレットには、「今年のショーは、飛び切りのロケーションにきっと興奮されるでしょう」と書いてある。
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        (この土地は、坪当たり約10万円)
 
最初に見た家は、広さがガレージを含めて約300坪で、お値段が約3億2千万円。土地代が2千万円とすると坪当たり100万円。80以上の形の異なる窓があり、そのいずれからも100万ドルの景色が見えると自慢していた。
眼下にはポートランドの街が一望でき、目を転ずれば富士山に良く似たフッド山をはじめ数々の山々が展望できる。しかし景色に興味がないとなると、その前にロサンゼルスで7億円から9億円ほどで売られているドラマチックな最高級住宅をいくつか見た後だったので、感動するものがなかった。
「景色が普通で家具がないとしたら・・・」と、どうしても思ってしまうのだ。
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我々が関心を持っていたのは換気システムなのだが、ロスの最高級住宅と同じでそこもエアコンによる空気循環システムだった。つまり、換気はキッチンフードの局所だけということだ。
玄関を入った瞬間から鼻にツーンとくる刺激臭があり、もし、久保田紀子さんが同行していたらすぐに出てしまっただろう。
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    (床と手すりの間の隙間が怖い)
 
建築中の現場もいくつか見歩いた。10年前と比べて、特に変わったところは見受けられなかった。相変わらずの雑な構造と、大雑把なグラスウール断熱の方法であり、驚くばかりの現場の乱雑さも同じだった。
インスペクター制度がしつかりしているから、欠陥住宅は造られず安心できるとわが国の識者たちは言う。
はたしてそうなのだろうか?
 
●インスペクター制度とは
工事の工程ごとに第三者による検査を行い、不備や不良個所がないことを確認したうえで次の工程に進むことを義務付ける制度。設計者でも施工者でもない第三者が、建築主に直接、雇われて検査するのが特徴である。
米国カリフォルニア州では、1933年のロングビーチ地震を機に、37年に制度ができ、UBC(Uniform Building Code)に規定されている。インスペクターには、州あるいは市の職員である公的インスペクターと、民間で州あるいは市に登録されたスペシャルインスペクターの2種類がある。公的インスペクターによる検査は、工事を6〜8段階に分けて、各段階が終了するたびに、施工者がインスペクターに検査を求める。公共工事や一定規模以上の民間工事では、これに加えて、スペシャルインスペクターによる特別検査が必要になる。これは建築主がスペシャルインスペクターを直接雇用し、特別検査が必要な工事の施工中には常駐して、検査結果の報告書を建築主や市(州)、設計者に交付しなければならない。(日経アーキテクチュアーより)

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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