<広大な農地の真ん中に、ポツンと一本の広葉樹が残されている。僕はそんな光景を見つけると、いつも思う。農夫はなぜこの木だけを残したのだろうか。
遠い昔、ここは深い森であったはず。入植者は次々と木を伐採し、土地を開拓して農地を生み出していった。その時、この木を残した理由が必ずあると思うからだ。
ある畑で孤独な木を撮影していると、トラクターに乗って作業をしているおじさんがいたので、早速質問してみた。すると、
「えっ、あの木を残した理由だって?知らんなあ。グランドファーザー(祖父)が土地を買った時には、あいつはすでにあったからな」
どうやら不思議に感じるのは僕だけで、土地の所有者はまったく意識していないらしい。当然地元で暮らす人たちも同じだろう。何か心に引っ掛かる光景は、いつもはっきりとした答えが見つからないものだ。
僕は、一本の木が生えた農地が好きだ。何気ない土地が特別な場所となって、心のアルバムにいつまでも残りつづけるから。>
とある本屋さんで、写真家である吉村和敏さんの「こわれない風景」(光文社)を手に取った。
たまたま開いたページが、冒頭に紹介した「孤独な木」であった。
私は、このような感性で想像力を働かせる人に共感を覚えてならない。
吉村さんはカナダを新しい故郷としていて、年に3〜4回は必ず足を運んでいるそうだ。
私も外国旅行をしていてしばしば、
「何か心に引っ掛かる光景は、いつもはっきりとした答えが見つからないものだ」と実感することがある。しかし、その実感を撮影することは思いもつかないことだったが、吉村さんは見事にやってのけている。
単なる風景写真ではなく、人の暮らしの気配までをも撮り込んでいるから惹かれるのだ。



<人間が一日に取り入れる空気の量は15〜20立方メートル程度である。
天井高が2.5メートルの4畳半から6畳程度の体積である。
大したことはないように思えるが、実は空気は重たい。
1立方メートルの空気は1.2キログラムの重さがあるのだ。
従って一日に吸う空気は重さにして20〜25キログラムにもなる。
一方現代人は一日の90%以上を、住宅、建築物、車や電車の中など室内で過ごしている。
外にいる時間は案外とすくない。すなわち身体に取り入れる空気はほとんどが室内空気なのである。
これに対して人間が一日に体内に取り入れる食料および飲み水は数キログラム程度。
信じられないかも知れないが、食べ物や飲み水よりも、はるかに多くの空気を体に取り入れている。
日本はかつて水が美味しく、海外の硬水地域のように飲料水を買うなどということは考えられなかったが、ごく普通に水を買うようになった。
無農薬野菜や有機野菜などをわざわざ地方から取り寄せて食卓に並べる人も珍しくなくなった。
ところが同じ身体に入れるものでも、空気に関しては関心が低い。
室内空気の質は、アレルギー、シックハウス症候群、喘息、アトピー、過敏症など現代の病に大きく関わっている。
世界保健機構(WHO)欧州事務局が2000年に「健康的な室内空気への権利」と題した憲章を発表しているほどである。
食物や飲料には安全性に気を配るようになったが、室内空気に関しても同様の安全・安心が欲しい。
今年は少なかったスギ花粉は、屋外から持ち込む量を少なくすることで症状が改善するが、室内で発生する汚染物質もある。>



http://www.mitok.jp/
水戸工務店さんのホームページを見ると、「いい家を造るぞ!」という信念と情熱に心打たれる。工務店にしかできない、工務店だからできる、大手ハウスメーカーでは絶対に造れない家とは、どのようなものなのかがよくわかる。
匠が建てる家
大切なのは「住み心地」
職人を育てています
にんげん同士のおつきあい
地域に在り続けるという約束
このような心構えに魅せられて、すばらしいお客様が増え続けている。

<直感的な「右脳感覚」と、緻密な計算やデータ収集もされた「左脳感覚」が、うまくミックスされており、それでいて、暖かい生活感や人間味もあり、また、海外の話も添えた「デザート的感覚」も織り込んである。専門的なことでも、とても分かりやすく、本当によく書けている本だと思いました。>
住宅において一番難しいのは「換気」である。
それをいかに分かりやすくし、見える化し、扱いやすいものにするか。
言い換えれば、法律や規制に適合してさえいればよいとするのではなく、長年にわたって住む人にとって都合がよく、安心できるものにするにはどうしたらよいのかが、「新換気」のテーマなのである。
「分かりやすい本」であるとしたら、それはテーマが正しく、システムが単純で明快なものであるからだと思う。
昨日は、小雪が舞う中で武蔵村山市のE邸の地鎮祭が行われた。
暖かくて、空気がきれいな家が欲しいというE様の願いが、年内に叶うことになる。
勉強会の後のミーティングで、社長が「新換気SA-SHEの家」にお住まいのお客様を訪ねた話をした。
「Kさんご夫妻が、家にいるのがいちばん幸せですって、それは嬉しそうに話してくれました。一緒に住んでいるお母さんが、毎年冬になると痛んでいた膝が痛まなくなったととても喜ばれているそうです」
専務が、
「私のお客様にも、家にいるのが一番と言われる方が多いです」と、相槌を打った。
すると久保田さんも、
「本当にそうですよ。昨日、親戚の寄り合いでよその家に行ったのですが、3時間ほどして家に戻って、自分はなんていい家に住んでいるのだろうかと、つくづく思い知らされましたよ」と、うれしそうに言った。
「先ほどお相手したお客様は、7部屋ある家に住んでいるのですが、冬は暖房しているリビングの他はほとんど使っていないそうです。
体感ハウスがどこにいてもあまりにも暖かくて気持ちが良くて、すぐにでも建て替えたいと言われていました」
「奥さんがロシア人の方は同時通訳をしていましたが、お二人ともすごく感動してました」
「10人以上の人が一部屋にいて、2時間過ぎても空気が汚れていかないのはすごいことだと感心しているお客様がいました」
などと、話が盛り上がった。