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2007年03月03日(土)

「東京の木でつくった家」とは?

20年ぶりぐらいに出会った不動産業者が語ってくれた。
「マツミさんは建売をなぜやらないのですか?
土地さえ手に入れば、売れたも同然ですよ。まあ、デザインに一工夫が必要ですがね。ここのところ評判がいいのは、プロバンス風ってやつです。それが若い人たちに受けるんですなー。
アーバンスタイル、あれも人気です。儲けはそっちの方がいいですがね。
ところで、東村山の東京都のプロジェクト、あれにマツミさんはどうして参加しなかったのですか?
東京都推薦の建売分譲ですから、競争率100倍以上で完売です。あれに参加した工務店は、実にいい宣伝になったでしょう。
I建設なんぞ、笑いが止まらないそうですよ。借地権といえども、とにかく場所がいいし、東京都はもとより新聞テレビが大宣伝を繰り返してくれるから、上物はどうでもいいんです。利益率が抜群に良かったそうですよ」
そんな話を聞かされたので、東村山に出向いてみた。
I建設が建てた家の前にこんな看板があった。
DSCF1753.jpg
「東京の木で家をつくる」という謳い文句はすばらしい。
しかし、なるほど、この造りなら笑いが止まらないだろうと思った。
「東京の木」とは何ぞや、と首をひねってしまう程に用いられている材は貧相なのだ。
材料が落ちると、手も落ちる。もし、OMソーラーをはずしたら、安普請の箱でしかない。スケルトンだなどと自慢しているのだが、それはやるべき内装を省いたと言うに過ぎない。巾木はビス止め。靴入れにはあきれ返った。
いくら安く作れと石原都知事に煽られたからといって、お粗末過ぎないか。
「東京の木」が笑いものにされないか。
DSCF1752.jpg
写真はI建設のモデルハウス。
外壁はガリバリウム鋼板とモルタルの組み合わせ、庇は鉄板、ベランダの支えは鉄骨。窓はアルミサッシ。
寒い日に、台所の換気扇を回してみて、購入者は安い理由に気づかされるはずだ。そして、この家がCO2排出量の削減にどのように貢献できるのか、疑問に感ずることだろう。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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